英高炉メーカー閉鎖を英政府が支援・救済
経営難の英鉄鋼メーカー、ブリティッシュ・スチールは、英国で唯一残っている高炉2基を閉鎖する準備を進めている。
親会社の中国の敬業集団が高炉閉鎖の理由として、厳しい市場環境と関税賦課、環境コスト上昇を上げ、英政府から提示された5億ポンド(約980億円)規模の公的支援策を要請していた。しかし、英政府は拒否していた。
英国で唯一の高炉を持つブリティッシュ・スチールが2020年に経営不振に陥り、敬業集団が同社を買収していた。
ただ、ブリティッシュ・スチールの高炉を閉鎖させれば、残りは電炉による生産のみとなり、電炉の材料の鉄スクラップなどを海外に依存することになり、兵器製造にも使用される高炉で生産する高機能鋼材などは海外に依存することになる。
電炉は鉄スクラップなどで製造することから不純物が多く、大量生産にも向かない。造船などで使用する厚板や建築用H型鋼などは電炉で製造。
(日本の場合、総銑鉄生産量は約0.9億トン、高炉で0.65億トン、電炉で0.25億トン生産している。)
英下院は4月12日、中国の敬業集団の傘下にある英鉄鋼メーカー、ブリティッシュ・スチールに対し、閣僚の管理権限を認める緊急法案を可決した。
スターマー首相いる労働党政権は、原料から鉄鋼を作る英国最後のメーカーを守るため奮闘している。原材料から鉄鋼を生産する英国最後の高炉が残るスカンソープで生産を継続させるのが狙い。
スターマー政権は11日、敬業集団が採算の取れない高炉の閉鎖を準備しているとの懸念から、イースター(復活祭)の休会を切り上げて12日に議会を招集することを命じた。
高炉閉鎖なら数千人の雇用が失われる恐れがあるほか、主要7ヶ国(G7)で唯一、原料から鉄鋼を作る産業を持たない国になる。
以上、
トランプがUSスチールは日本に売れないと最後通告。日鉄は米国に工場を造れと言う。おまけにその後米国からは鉄鋼製品に25%の関税もかけられている。日鉄は米国で造れない高機能鋼材の輸出が多く関税被害は少ないと見ているが、米輸入業者の価格下げ要請はきつく、日鉄の利益を損なうことになる。またスキあれば価格競争力を持つ韓国勢が待ち構えている。
今回、英国政府が、どういう形態で高炉を残し維持するのか不明だが、敬業集団はブリティッシュ・スチールの高炉の閉鎖を決めており、国家として敬業集団からブリティッシュ・スチールを接収=国有化、売却させるのだろうか。
こうした事態はわかっていたにもかかわらず、西側先進国は新自由主義を神のごとく崇め、以前から中国勢に多くの最先端企業を売却、そのツケがここに来て噴出している。逆に最先端の中国企業の買収などほとんど不可能に近い。
中国の経済悪化による輸出増、中国のダンピング輸出にも各国が警戒、一部輸入規制もかけている。
トランプのような極端な異常者もいれば、国を売る首脳たちも多い。
日本の過去の首脳たちのほとんどは、多くのニホンを米国に言われるがままに潰し、また、言われるがままに米兵器を購入し続けてきた経緯がある。
・・奴・相たちが余りに多かった。それでいて、自動車関税、鉄鋼・アルミ製品については25%の関税をすでにかけられており、一時延期になったものの相互関税も24%ぶっ掛けられている。
米超保守政権のトランプにより、世界も日本も飯の糧の産業が潰されようとしている。
食料安保についても昨年8月に、政府・農水省が新たに開設させた「堂島コメ先物取引所」で世界のハゲタカに日本の米を餌食にさせ暴騰させている。政府は食糧安保の非常事態の発動もできず、参院選を控えオロオロしている。
国民目線は物価の一点のみ、投票率が上がれば大敗あるのみ。
中国に国を売り渡し続けてきた英政府、今回の高炉に対する動きを見て、日本政府は何をすべきか見えないのだろうか。





