アイコン 佐世保玉屋、再開発で一時閉店へ 地域経済への影響と期待交錯


長年にわたり佐世保市民に親しまれてきた老舗百貨店「佐世保玉屋」が、6月30日をもって一時閉店し、仮店舗での営業に移行する。現在の本館は閉店後に取り壊される予定で、新たな商業施設としての再出発を見据えた再開発に向けた動きが本格化する。 

1980年代から続く同店は、地元に根差した“顔”として高い認知度を誇っており、今回の発表は地域に少なからぬ波紋を広げている。玉屋側は「友の会」や商品券の継続利用を仮店舗でも可能とするなど、顧客への影響を最小限に抑える姿勢を示す。一方、再開発の詳細や新施設の具体像は未発表であり、不透明感も残る。

 

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市場関係者からは「老朽化した建物の刷新は前向きな一手。再開発によって地域商業の再生にもつながる」との期待が寄せられる一方で、「高齢層を中心に仮店舗まで足を運ぶのが困難になる恐れがあり、商業空白期間が地域経済に与える影響は軽視できない」との慎重な見方も出ている。 

佐世保玉屋をめぐっては、2028年の新施設開業を目標に4年前から再開発準備組合が設立され、段階的なプロジェクトが進行中だ。今後の行方は、地方百貨店の再生モデルとして全国の注目を集めることになりそうだ。

 

[ 2025年4月10日 ]

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