コープやまぐち、4年連続の増収減益 利益率確保に苦戦
生活協同組合コープやまぐちは、2024年度の決算で4年連続の増収減益を報告した。売上高にあたる「供給高」は前年から8億7600万円増の246億8000万円と順調に拡大したものの、経常利益は5300万円減少。利益率の確保に苦戦している状況が浮き彫りとなった。
増収の背景には、山口市内で新築オープンしたいずみ店や改装した新下関店の好調な売り上げがある。一方で、エネルギー費をはじめとする仕入価格の高騰が利益圧迫の要因となっている。価格転嫁が十分に進んでおらず、利益改善の足かせとなっているのが現状だ。
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末益克行専務理事は「値上げすべきところは進めているが、お買い得商品や暮らし応援の商品も充実させながら、組合員の生活を支えていきたい」と述べ、価格とサービスのバランスに苦慮している様子を示した。
さらに、これまで赤字が続いていた店舗事業については、作業効率化や積極的な商品開発を進めた結果、542万円の黒字を達成。今後も店舗経営の改革を継続し、収益力強化に取り組む方針だ。
生活協同組合として組合員の生活を守る使命と、経営の健全性を維持する必要性の狭間で、コープやまぐちは難しい舵取りを迫られている。物価高騰が続く中、今後の価格戦略と店舗改革の成否が注目される。
[ 2025年6月19日 ]
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