ロシア・中国が"戦争の知恵"を共有? 日本は巻き込まれない戦略を持てるか
ウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」が報じたところによれば、ロシア軍は年内に中国軍兵士約600人をウクライナ国内の基地に受け入れ、戦場で得た実戦経験を共有する計画だという。戦車兵、砲兵、防空要員などが対象とされており、ロシアは“欧米兵器への対処法”を伝えるという。
この報道が事実であれば、中国はロシアから軍事的ノウハウを吸収し、将来的な台湾有事に備える狙いがあると見られる。ロシアにとっても、中国という巨大なパートナーとの協力関係を示すことで、西側諸国に対抗する意志を鮮明にする思惑が透けて見える。
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こうした動きは、世界の軍事バランスが大きく動いていることを改めて実感させる。冷戦のような二極対立ではなく、アメリカ、ロシア、中国という複数の覇権国家が思惑を交錯させる「多極化」の時代に、世界は確実に入っている。
問題は、日本がこの新たな国際構造の中で、どのような立ち位置をとるのかという点だ。米国との安全保障関係を軸にしながらも、いたずらに対立の構図に巻き込まれることは避けねばならない。ましてや、他国の“実戦訓練”の延長線上に日本列島があるとすれば、それはもはや他人事ではない。
ロシアと中国の連携を単に「脅威」と見なすだけでなく、その背景にある国際秩序の揺らぎを冷静に見つめること。そして日本として、戦争の当事者にならないための現実的な戦略と外交力を持つこと。それこそが、今私たちに求められていることではないだろうか。

[ 2025年6月25日 ]
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