アイコン 【大村クリーンセンターを巡る熾烈な一騎討ち】(その2)


JFE

―JFEと川崎重工業の攻防戦
九州・大村市に建設が予定される次世代ごみ処理施設「クリーンセンター」を巡り、国内プラント市場の重鎮、JFEエンジニアリングと川崎重工業の激しい競争が加熱している。令和7年度、九州エリアにおける数少ない大型案件の一角を占めるこのプロジェクトは、日田市の小規模案件を除けば福岡西部と大村市に絞られており、業界内では極めて注目度が高い。

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名刺

この案件に対して、両社とも長崎県内での実績を豊富に持つことから、各社がメンツを懸けた戦いに臨むのは必然ともいえる。現時点で、内部情報を踏まえると、地元密着型の営業展開によって着実な信頼を得ているJFEエンジニアリングが一歩リードしているとの見方が強い。JFEの勢いは、八重山地区の事件に象徴されている地域社会のボスとの深い結びつきに裏打ちされた地道な営業活動の成果であると指摘される。

新聞

一方、ライバルの川崎重工業も、これまでの派手な架空取引での裏金つくりや、社交外での名刺配りに代わり、静かにしかし着実に「用心棒」や巧妙な仕掛けを模索している様相を見せている。特に、現在、営業停止状態にあるJFEに対しては、川崎が絶好の追い風を掴むべく、様々な角度から対抗策を講じていると噂される。
この大村クリーンセンターの入札戦いは、単なる企業間の争いに留まらず、地域の政治力や自治体との連携、さらには業界構造そのものをも揺るがす可能性をはらんでいる。今後、どのような戦略が勝敗を左右するのか、業界内外の関心が一層高まることは間違いない。次なる一手に、業界関係者のみならず注目の眼差しが集ってきている。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年6月26日 ]
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