市民団体の皮をかぶった"半公的組織"?
―「長崎くじら食文化を守る会」の正体に迫る―

長崎には「くじら文化を守る」とうたう団体がある。その名も――「長崎くじら食文化を守る会」。
ほほう、食文化の伝承か。良いことじゃないか。と、表面的には思うだろう。
しかしこの団体、掘ってみるとちょっと香ばしい構造が見えてくる。
善意でくじらを守ってるだけ? いやいや、どうやらそれだけじゃなさそうだ。
その1:長崎市の影がチラつく

まず注目すべきは、この団体の動きが**長崎市の施策「くじら食文化振興」**と見事にシンクロしている点。
市の政策顧問が関与しているという話も聞こえてくるし、補助金や委託事業を受けた形跡もあるらしい。
要するに、「市民団体」って言いながら実は“市政の出先機関”的な位置づけってわけだ。
こうなると、もう“ボランティア”とは言いがたい。
その2:募金を集めてます(けっこう堂々と)
次に気になるのが募金活動。
「くじら文化を守りたい! だから皆さん、カンパを!」というノリで市民から金を集めている。悪くない。志は立派だ。
が、ちょっと待て。
金を集めるなら、使い道や収支の透明性が求められるのが社会のルールってもんだ。
NPO的な説明責任は果たしているのか? 税務申告は? 資金の流れに疑問符が浮かぶ。
募金するなら「善意」だけじゃなく、「管理能力」も一緒に募ってくれって話だ。
その3:政治の匂いがプンプンする人選

さらに興味深いのは関与している人物たち。そもそも、渦中の菊森氏を長崎に連れて来た人物は当時の長崎県知事だったK子H二郎氏である。
なんと、長崎市長の親族(鈴木氏)が顔を出し、かつては行政と縁の深とも噂されている長崎シンクタンのトップだった菊森氏が代表を務めていた。
これで「市民団体です!」って言われても、「いや、政治の人間おるやん」とツッコミたくなる。
食文化を守っているのか、利権を守っているのか――。
どっちなんだい?と言いたくなるというもんである。
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総まとめ:これは「行政ラッピング市民団体」だ!
以上をまとめると、この団体は次の3拍子が揃っている。
• 市の施策と連動した動き(行政依存)
• 募金を扱う資金運営(事業性)
• 政治家・行政関係者との人脈(政界接続)
これはもう、「自発的な市民活動です♪」という顔をしておきながら、
実態は**公的なエンジンを積んだ“ハイブリッド団体”**と見るのが自然だ。
結論:「中の人が豪華すぎる市民団体」は、もう市民団体ではない
くじらを守るのはいい。でも、税金や政治が絡むなら透明性は不可欠だ。
「ボランティア」という言葉で曖昧にせず、準公的団体としての自覚と責任を持つべきだろう。
「守る会」の“本当の中身”を、これからも要注目だ。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





