【愛知】スポーツクラブの閉店・廃業を調査 コナミ植田が営業終了、豊田でもジム閉店
愛知県内のスポーツクラブやフィットネスジムで、既存店舗の閉店が確認されている。
名古屋市天白区の「コナミスポーツクラブ 植田」は2026年8月31日で営業を終了。豊田市でも「エグゼノ・ソラリエ豊田」が同年3月に閉店した。
一方、愛知県では24時間型フィットネスジムなどの新規出店も続いている。全国ではフィットネスクラブ事業者の倒産が過去最多ペースとなるなか、既存の総合型スポーツクラブと新しい低価格・24時間型ジムが併存し、業界の店舗・業態の入れ替わりが進んでいる。
愛知県で確認されたスポーツクラブの閉店
| 店舗名 | 市町村 | 営業終了日 | 状況 |
|---|---|---|---|
| コナミスポーツクラブ 植田 | 名古屋市天白区 | 2026年8月31日 | 営業終了 |
| エグゼノ・ソラリエ豊田 | 豊田市 | 2026年3月25日 | 閉店 |
今回確認した2施設について、運営法人の倒産や廃業に伴う閉店であるとの情報は確認できていない。店舗閉店と法人の倒産・廃業は区別する必要がある。
コナミスポーツクラブ植田が8月31日で営業終了
コナミスポーツ株式会社は、名古屋市天白区の「コナミスポーツクラブ 植田」について、2026年8月31日をもって営業を終了した。
同店は地下鉄鶴舞線の植田駅近くに位置し、トレーニングマシン、フリーウェイト、スタジオ、プールなどを備えた総合型スポーツクラブとして営業していた。
コナミスポーツは2026年7月1日に植田店の営業終了を公式発表。同日付で京都府の「コナミスポーツクラブ 八幡」についても8月31日で営業を終了すると発表していた。
植田店の具体的な閉店理由は公表されていない。
なお、コナミスポーツは愛知県内で現在も複数の施設を展開しており、植田店の閉店は愛知県からの撤退を意味するものではない。
名古屋では前年にコナミスポーツクラブ栄も閉店
名古屋市内では、植田店に先立ち「コナミスポーツクラブ 栄」が2025年7月30日で営業を終了している。
栄店の閉店から約13カ月後に植田店も営業を終えたことになり、名古屋市内ではコナミスポーツの施設が相次いで閉店した形となった。
ただし、コナミスポーツが愛知県内で店舗整理や撤退を進めているとする公式発表は確認されておらず、個別店舗の閉店理由についても明らかになっていない。
豊田市では「エグゼノ・ソラリエ豊田」が閉店
豊田市では、プレミアムサポート株式会社が運営していたフィットネスクラブ「エグゼノ・ソラリエ豊田」が2026年3月25日で営業を終了した。
同施設は2019年11月1日にオープンしており、営業期間は約6年3カ月。2026年2月に閉店が告知された。
運営会社は閉店について「苦渋の決断」としているが、具体的な理由は公表していない。
プレミアムサポート株式会社そのものが倒産・廃業した事実も確認されておらず、同社は別のスポーツ・フィットネス関連施設の運営を継続している。
全国のフィットネスクラブ倒産は過去最多ペース
スポーツクラブを取り巻く経営環境は全国的にも厳しさを増している。
帝国データバンクによると、2026年1~7月に発生したフィットネスクラブ事業者の倒産は23件となり、前年同期の19件を上回った。このペースが続けば、年間の倒産件数は過去最多となる可能性がある。
倒産企業にはパーソナルジムなど比較的新しい事業者も含まれており、設立から10年未満の企業が多いのも特徴という。
フィットネス市場では、24時間営業の低価格ジム、無人型店舗、パーソナルジムなど新たな業態への参入が続いている。都市部を中心に会員獲得競争が激しくなっているほか、人件費や光熱費など運営コストの上昇も事業者の負担となっている。
全国的なフィットネスクラブの倒産増加や業界の競争激化は、コナミスポーツクラブ植田やエグゼノ・ソラリエ豊田の閉店理由として公表されたものではありません。個別店舗の閉店原因と業界全体の動向は分けて記載しています。
愛知では24時間型フィットネスジムの出店も続く
既存のスポーツクラブで閉店がみられる一方、愛知県のフィットネス市場全体が縮小しているわけではない。
2026年には24時間営業を特徴とするフィットネスジムの新規出店も相次いでいる。
「FIT-EASY」は、新城市の「FIT-EASY 新城店」、北名古屋市の「FIT-EASY 北名古屋西春店」、名古屋市瑞穂区の「FIT-EASY 高辻南店」などを相次いでオープン。トレーニング設備だけでなく、店舗によってサウナやシミュレーションゴルフなど複数のサービスを組み合わせている。
24時間ジム「ECOFIT24」も2026年6月、あま市に「ECOFIT24甚目寺店」を開業した。
AOKIグループが展開する「FiT24」も、2026年11月に愛知県春日井市で新店舗を開業する予定となっている。
スポーツクラブ閉店と新規出店が同時進行
愛知県のスポーツクラブ・フィットネスジム市場では、総合型スポーツクラブなど既存施設の閉店と、24時間型を中心とする新規店舗の出店が同時に進んでいる。
従来型の総合スポーツクラブは、プール、スタジオ、トレーニングジムなど複数の設備を持ち、スタッフを配置するケースも多い。一方、24時間型ではマシン中心の低価格店舗から、サウナやゴルフ、コワーキングなどを備えた複合型施設まで業態が広がっている。
全国ではフィットネスクラブ事業者の倒産が増えているものの、新規参入や店舗拡大も続いていることから、市場全体が一方向に縮小しているとはいえない。
愛知県でも、スポーツクラブの単純な減少というより、消費者の利用方法や料金ニーズの変化に合わせて、店舗・業態の入れ替わりが進んでいるとみられる。
今後も既存スポーツクラブの営業終了や店舗再編に加え、低価格・24時間型フィットネスジムの新規出店動向が注目される。
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