＜業態別概況＞

１、ファーストフード業態
•全体売上は102.1％と前年を上回った。
(1)「洋風」は、定番商品をアレンジした新商品が牽引し、客数・客単価ともに上昇、売上103.4％。
(2)「和風」は、原料高による価格改定等で客単価の上昇が続いており、売上104.1％。「麺類」は、店舗増と客単価の上昇により売上103.5％。
(3)「持ち帰り米飯・回転寿司」は、花見需要のピークが３月に前倒しとなり客足に影響したものの、価格が高めの商品の投入が奏功し客単価が上昇、売上は100.1％。
(4)「その他」は、携帯会社とのコラボキャンペーンの規模を縮小した「アイスクリーム」が昨年ほどの集客に至らず、売上91.2％となった。

２、ファミリーレストラン業態
•全体売上は101.7％と前年を上回った。焼肉好調
•業種別では、
(1)「洋風」は、引き続き店舗限定の特別メニューや高付加価値メニューが好評で客単価が上昇し、売上100. 5％。
(2)「和風」は、花見需要の前倒しなどが影響し、売上99.3％。
(3)「中華」は、引き続き感謝キャンペーンによる集客増で売上は106.1％。
(4)「焼き肉」は、根強い肉ブームに加え、メディア露出による集客効果などで売上は好調を維持、105.7％と17ヶ月連続して前年を上回った。

３、パブ・居酒屋業態
(1)「飲酒業態」は、歓迎会需要などがあったものの、引き続く店舗減少に加え、花見需要のピークが３月に早まり客数に影響、売上は前年を下回り96.7％。
(2)「パブ・ビアホール」は、新社会人等の若年層のグループ需要をとらえたところもあり、売上は100.6％。
(3)「居酒屋」は、店舗減少に加えて、低中価格帯の店ではFF・FRの酒販売やコンビニとの競争もあり、売上は95.7％。

４、ディナーレストラン業態　　高級志向の恩恵
•歓迎会需要や大型商業施設への出店などが好調で、売上は104.0％となった。

５、喫茶業態
•季節のドリンク、高単価のフェアメニュー、大きめのドリンクなどが奏功し客単価が上昇、売上は103.2％。
以上、

先日のTV番組で、(日本人が対象で)「思いっきり贅沢したいことは」との問いに、市民は、思いっきりスイーツを食べたいとか、高級レストランで食事したいとか、食べることが中心だった。
海外旅行へ行きたいとする人も少なく、衣料にしても電化製品・家具にしても何かを買いたいと回答した人も意外と少なかった。