ＮＴＴ東日本とＩＴベンチャー「アースアイズ」は、ＡＩ＝人工知能を搭載したカメラが万引きにつながるような怪しい行動をした客を検知し、店員に知らせるシステムを開発した。
当システムは、店内を常に監視し、客が周りをしきりに確認しながらうろうろしたり、店内の死角に入ろうとしたりするなど、怪しい行動をとるとすぐに検知し、店員のスマートフォンに通知する。
その際、不審な客がいる場所も画像で知らせ、現場にかけつけた店員がすぐさま声をかけることで万引き防止につなげようという仕組み。
このシステムを試験的に導入したドラッグストアでは万引きの被害が大幅に減ったということで、ＮＴＴなどでは今後３年間で全国の１万店舗に導入していきたいとしている。
開発した「アースアイズ」の代表は「小売業界は、人手不足に加え、賃金も上昇していて経営環境も厳しく対策が後手になりがちなので、少しでも手助けできれば」と話しているという。
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万引きによる被害は店舗にとって甚大、犯罪者を作らないためにも積極的に導入すべきだろう。ただし、現場でシステムを取り扱う人たちはパートの人たちがほとんどであり、プライバシーの取り扱いには欧州並みに注意することも必要だろう。