アイコン 中国 南沙諸島スービ礁に400棟の建造物 南シナ海強奪の動き加速 南沙に1650棟

 

 

北の核兵器同様、中国の覇権主義による南シナ海強奪の動きも手がつけられない状態。
ロイターによると、民間機関によるデータ分析で、中国沿岸から約1200キロも離れたスービ礁には、現在、個々に識別できる建造物が400棟近く存在する。中国の他の島嶼よりもはるかに多い。
安全保障専門家と外交関係者によれば、スービ礁は将来的に人民解放軍の海軍陸戦隊数百名が常駐する可能性があるだけでなく、中国が文民の存在によって領有権の主張を強化しようとしているため、行政拠点が置かれる可能性もあるという。

南シナ海の係争地域で中国が軍事目的の人工島を建設している問題で、一部の礁には400棟ものビルを建設していることが、衛星写真の解析で明らかになった。専門家は近い将来、中国が人民解放軍を駐留させるとみている。

NGOメディアのアースライズが公開した衛星写真によると、スプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるベトナムやフィリピンに近い暗礁・スービ礁では、中国が建造したレーダー施設、長距離戦略爆撃機の離着陸可能な3000メートルの滑走路のほか、400棟あまりのビル、広場、バスケットボールコートなどが確認できるという。

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中国は現在、南シナ海の島嶼にある複数の珊瑚礁を大規模に埋め立てて、軍事拠点と化す人工島を建設している。
同メディアの創業者ダン・ハマー氏によると、スービ礁は、スプラトリー諸島内でも最大の人工島で、どの島よりも建設整備が進んでいるという。

2016年に中国機による試験飛行が行われたファイアリー・クロス(永暑)礁の建築物は190棟。スービ礁はその2倍の規模になる。

南シナ海は、世界の主要なシーレーンの一つでもあり、日本へ運搬される石油タンカーや物資を運搬する航路でもある。多くの天然資源を有する係争地域として、中国のほか台湾、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイの6ヶ国が領有権を主張している。

専門家は、中国による人工島の建築物の増加は、今後は原子力潜水艦、陸軍、海兵隊など大規模な軍隊を派遣する可能性を指摘する。
米国軍フィリップ・デビッドソン太平洋司令部長は4月、米国議会で「南シナ海において、中国は緻密に計算された対米戦略がある」と述べた。
「中国は、軍事利用を否定するが、その言葉と動きは合致していない」と中国側の人工島の軍事拠点化に改めて言及した。
デビッドソン司令部長は、今後さらに人工島の設備を強化していくことでオセアニア地域における影響力を拡大し、他の南シナ海の主権主張国を圧迫すると述べた。

アースライズによると、中国は現在、南シナ海の島嶼で合わせて1650以上の建造物を有する。領有権を持つほかの国と比べて、最も多くの建造物をつくり、それも加速させている。

5月18日、中国人民解放軍は、南シナ海の別の人工島であるウッディー島に、戦略爆撃機H-6Kの離着陸訓練の映像を公開した。
スービ礁にも建造されている3000メートル級の滑走路でも、こうした軍用機を離着陸させることが可能とみられる。

米国防総省は5月23日、中国による南シナ海の軍事拠点化への対抗措置として、2018年環太平洋合同軍事演習(リムパック)への人民解放軍海軍部門の招待を撤回したことを発表した。

米国防総省は、人工島において対艦巡航ミサイルや地対空ミサイル、電波妨害装置を設置した「確たる証拠」があるとしている。
以上、報道参照

経済大国の米国は、トランプが世界経済を貿易の名を借りてひれ伏しさせようとしており、米国が経済大国にしてしまった中国は、経済大国どころか軍事大国にもなってしまい、今や覇権主義の実践である一帯一路の軍事戦略と経済戦略を同質化させ、世界支配戦略の第一歩として、海南島から遥か彼方の南シナ海全域を好き放題に埋め立て領有化する動きを加速させ、実効支配を規制事実化させている。

<↓スービ礁>
国際法の治外法権国である中国は、珊瑚礁のスービ礁をかつてに埋め立て、自国領だと主張し、要塞化を進めている。

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[ 2018年6月 2日 ]

 

 

 

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