アイコン ケニア武装警察、中国TV局を急襲  中国アフリカサミット直後

 

 

中国の借金の漬物になっているケニアで、中国国営中央テレビ直系の中国グローバルテレビネットワークのケニア局が、ケニアの武装警察に不法移民取締りの一環で急襲され、局員が一時拘束された。

香港メディア明報によると、中国の習近平国家主席がアフリカ諸国に計600億ドルの借款援助を約束した北京中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議の閉会から一夜明けた5日、自動小銃などで武装したケニア警察が不法移民の取り締まりを理由に、首都ナイロビにある中国国営放送局(CCTV)直系の中国グローバルテレビネットワーク(CGTN/中国政府プロパガンダ英語放送局)の本部を急襲した。
パスポートを携帯していなかった中国人記者など13人を警察署に連行した。その後、ビザに問題がないことを確認後、釈放したという。

今回の事件は、習主席が「中国とアフリカは運命共同体」と主張しながら、莫大な資金でアフリカの歓心を買ったサミットの閉幕直後に起きたという点で、中国とアフリカで非常に注目を集めている。

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首脳会議で、中国とケニアは、35億ドルの資金が投入される第二の鉄道事業に合意した。これに先立って両国は32億ドルを投じて、昨年5月、首都ナイロビとケニアの第2の都市モンバサをつなぐ鉄道を建設した。
この事業資金の90%は中国が貸した借款で当てられている。しかし、鉄道運営初年度に1億ドルの赤字を計上している。
アフリカでは、中国の莫大な援助への警告の声が高まっている。
以上、

アフリカ機構関係者によると、アフリカにおける中国借款鉄道は、アフリカの鉄道建設コストより数倍高いとされ、完成しても運賃を高く取らざるを得ず、高いことから利用者が増えず借金地獄に陥る可能性が高いとされている。
原因は、中国企業が受注し、中国から下請け企業も引き連れて来て、現地人に仕事を回さないどころか、末端の仕事まで出稼ぎ中国人労働者に与え、極端なコスト高になっているという。
建設コストが高い原因は、今では中国人のコストが、アフリカ人のコストより格段に高くなっていることなどに起因している。
中国はエチオピア-ジブチ線を拡張して電化させたが、運賃が高く、ここでも利用客が少なく、回収が心配されている。
エチオピア政府が北部の都市間での鉄道敷設を中国に要請したところ、中国が借款を現状断っているという。当然、採算面が心配されるからであり、しいては、近い将来、エチオピアに対する膨大な借款のリスクが表面化する懸念が指摘されている。ケニアも状況は同じ。
スーダンのように原油や天然ガスが採取できる国ならば、武器を借款で供与しても資源で回収できるが、農産国では回収リスクが伴う。
ましてや、港湾を中国軍などが99年間借り受け、借款と相殺させ借款を軽減させている国(ジブチ・スリランカ)もあるが、内陸国では民族間の対立などあり問題も多い。
アフリカ諸国は激しい宗教的対立と民族浄化に至る民族対立問題を抱え、まだまだ政治的に安定した国がほとんどない。
中国からの借金の漬物国も、その対立から中国を忌避する巨額賄賂など不正を嫌う政権が誕生することもありうる。

中国政府はアフリカ諸国へ、首脳に対する巨額賄賂とインフラ投資を通じて関係を強化させているが、金の切れ目が縁の切れ目になることから、巨額投資を続けるしか、関係を維持し続けることはできない。ましてや中国からも遠いという距離的なリスクも抱える。

もしも、中国寄りの政権が倒された場合、借款の支払い拒絶、または大幅棒引きさせられることもありうる。
そうしたカントリーリスクを中国がどう乗り越えるか高みの見物でもある。
(日本政府や日本企業は、さんざん痛い目にあってきた。ビルマ・パキスタン・イラク・ドバイ・・・)
中国としては、覇権を強化する一方でリスクを軽減させるため、スーダンのバシル大統領のように強力な独裁者を擁立し、支援し続けるしか策はないのかもしれない・・・。

 

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[ 2018年9月 8日 ]

 

 

 

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