長崎市 田上市政になって5回目の「住民投票」 MICE施設建設
過去4回の「住民投票」を情け容赦なく排除し、非情に切り捨てた田上市長だが、今回の「住民投票」もバッサリと切り捨てられるか、来年4月には市長選もある。原爆市長のお手並み拝見と行きましょうか。
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浅田 五郎
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田上市政になって5回目の「住民投票」
今回も、長崎を真から憂える市民グループの皆さんがMICE施設の建設に賛否を問う署名活動への住民投票条例制定目指すことが、昨夜のテレビニュースで知り今朝の全ての新聞記事で報道していました。
住民投票には、一億円程かかるので市議会があるのにもったいないと言う市議もおります。
しかし、MICE施設に216億円かかり、先行投資して駅裏の土地を購入した税金は79億2千万円。
うち起債額54億1,800万円
1年間の金利負担(元利均等・30年償還)14億63万円➗30年=4669万円(年平均)
初年度54億1,800万円×1.4%(年利)=7,585万円
1月あたりの金利負担4,669万円➗12月=389万円(月平均)
1日あたり金利負担は1日平均12万8千円になります。
平成30年度は途中ですし、29年度は、これからです。
「平成28年度末 一般会計地方債残高」2,447億43,684千円
一人当たり56万9千円
「平成28年度一般会計当初予算案公債費のうち金利分」
1年間の金利負担22億45.779千円
1ヶ月の金利負担1億8千700万円
1日の金利負担615万3千円
1時間の金利負担25万6千円
1分の金利負担4,272円
1秒の金利負担71円
これが長崎市の財政です。
こうした財政の中で箱物を建設して運営は全て民間グループがやります。
長崎市はびた一文支出しませんでは無いのです。
毎年1億五千万円は、その運営会社に出すのです。
さらに不思議なのは、300台の駐車場を建設するのですが、その収益約1億円は、運営会社が取るようになっているのです。
公設民営方式と言いながら長崎市のやることは、武士の商法で何ら庶民の足しにならないようです。
この市議会に147億円がMICE予算がでており内129億円は見本市施設、文化ホール(3,000人収容)、300台の駐車場、これプラス69億円の土地代合計216億円と予算は見込まれています。
福祉も教育も全て箱物に化けていいのかです。
今回の住民投票も、すでに市議会はMICEを承認した経緯がありますのでどのようになるかです。
しかしMICEの建設の杭打ちは早くて来年6月でしょう。その前に市長選挙、市議会議員選挙がありますのでその時が本物の住民投票になるのではないでしょうか。
私は、MICEは大賛成です。唯今、ある施設でも日本PTA大会も、九州薬剤師大会も、1万2000名集めた医学学会も出来たのです。
施設があれば沢山来ます、無いから来ないのですと説明をいただきますが、さていつどんな会、団体等からありましたとの詳しい説明は無いのです。
長崎にMICE施設が完成したから、と4年前に終えた日本PTA大会が直ぐに来れないでしょう。
47都道府県ですからそれぞれの地区でやりましょうから、MICEの誘致とはそんな簡単なものでは無いでしょう。
既存の施設を有効に使用して意義があるのでは無いでしょうか。
民間のジャパネットさんがスポーツ施設をやりたいと言うなら、文化施設、産業施設をお願いすべきで、住み分けなどしてまで長崎市が、固定資産税も無いのにです。
20年間は、九電工グループがするにしても、駐車場の20億+赤字補填と見られる30億=50億の捻出に長崎市が苦労する必要を全く理解できないのです。
本当にこれでいいのでしょうか。
市民みんなで考えなくてはならないと思います。
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[ 2018年10月12日 ]