アイコン 88億円、除草剤「ラウンドアップ」の発ガン賠償額/米裁判所 陪審評決維持

 

 

米カリフォルニア州サンフランシスコの裁判所は22日、同州の学校で校庭の管理をしていた男性が末期がんになったのは、農薬大手モンサントが自社の除草剤の発がん性について警告を怠ったからだとする今年8月の陪審評決を維持した。しかし、モンサントが支払うべき損害賠償金は大幅に減額した。

 同州ベニシアの学校で校庭を管理するグラウンドキーパーとして働いていた原告のドウェイン・ジョンソンさんは2014年、白血球が関与するがんの非ホジキンリンパ腫と診断された。
ジョンソンさんは、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」の業務用製品「レンジャープロ」を繰り返し使用していたという。

 8月に出された評決は、陪審員の全員一致で、モンサントの行動には「悪意があり」、ラウンドアップとレンジャープロがジョンソンさんの末期がんの「実質的」な原因だったと結論付け、モンサントに対し、懲罰的損害賠償金2億5000万ドル(約280億円)に補償的損害賠償金やその他の費用を合わせた総額約2億9000万ドル(約330億円)をジョンソンさんに支払うよう命じていた。

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 評決が出た後、モンサントは懲罰的損害賠償金2億5000万ドルの全額取り消しを求め、新たな裁判をすべきだと申し立てていた。

判事は22日、モンサントの申し立てを退けた一方で、懲罰的賠償金の算出方法を取り決めた法律に従って、賠償金の総額を7800万ドル(約88億円)に大幅減額し、ジョンソンさん側に減額を受け入れるか、賠償金額を決めるための新たな訴訟を起こすかのいずれかを選ぶよう命じた。

 ジョンソンさん側の弁護団は、「賠償金の減額は不当だと考えており、どちらの選択肢を選ぶか検討しているところだが、裁判所が陪審評決を維持したのはわれわれにとって大きな勝利だ」とする声明を出した。

 モンサントを買収し親会社となったドイツ製薬大手バイエルはAFPの取材に対し、賠償金の減額には、一定の評価をしたものの、陪審評決の内容は不当だとして上訴する姿勢を示した。
以上、報道参照

医薬品会社が発がん性物質での制裁判決に対して、異議の訴訟をすることになる。
モンサントは遺伝子組み換え種子を開発し、同種子にだけ効かない除草剤をカップリングして販売し、世界中で大儲けしている。
飼料用小麦、とうもろこし、大豆、野菜など多種多様。

そんな会社を独の製薬会社バイエルが今年9月、660億ドル(約7.4兆円)で買収した。
ただ、遺伝子組み換え種子は、容認国の米国でさえも主食となるパンの原料・食料小麦については遺伝子組み換え種子を認めていない。
遺伝子組み換え種子の野菜などを食べていたら、全員、トランプのようになるかもしれない。
もうしばらくすれば、遺伝子組み換え種子の野菜や穀物類で、ヒトをコントロールすることができるようになるかもしれない。遺伝子組み換えでは想像以上に何でもできる。徐々にヒトを殺すことも。

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[ 2018年10月23日 ]

 

 

 

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