アイコン 沖縄県県民投票という虚構

 

 

そもそも辺野古地区の住民の皆さんが、苦渋の選択で容認した普天間の辺野古移転を外から来た人達がなんでそこまで反対するのか、その目的はなんなのか、理不尽としか思えない。

しかも8市町村が従わない県民投票など論外、不条理そのもの言える。

きょうも、珠玉のブログ(農と島のありんくりん)を拡散します。

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移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

2018年12月26日 (水)

沖縄県県民投票という虚構
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石垣市議会が、デニー知事が進める「県民投票」に対する予算を否決しました。

行間に苦々しさがにじみ出るような沖縄タイムスの記事です。

「来年2月24日に投開票される沖縄県名護市辺野古の新基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票まで2カ月となった。

投票事務に必要な補正予算案の審議が、これまでに県内38市町村議会であり、本会議で8市町で予算案を否決または削除した。

その他の市町村では可決され、投票の実施が決まった。

全県での投票実施は依然不透明な状況だが、首長の判断で予算執行も可能で、否決または削除した自治体の首長がどのような判断を下すか注目が集まる」(沖タイ12月25日)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/363092

この沖タイはまだ首長の判断でこの不参加自治体が参加するかもれんぞ、そうなれば全県での投票もまだまだありえるゾと未練たらしく言いたいようです。

いや、それはないでしょう。これが逆の立場なら、沖タイなどは首長の議会無視は民意の否定と糾弾するんでょしょうに、ご都合主義なこと。

とまれこれで県民投票に反対する沖縄県自治体は8つに登り、県民の約3割が参加しないことになりました。

なんのことはない、3割の県民が参加しないのですから、7割県民投票とでも名称変更するのですね。

全市町村が参加しないことが決まった段階で、条例の執行は不可能になったと判断するのが常識です。 

さらに県民投票の執行責任者であるデニー知事が反対デモに参加するのは、中立義務違反だと、宜野湾市長から噛みつかれている始末です。

「条例で中立性が規定されている玉城(たまき)デニー知事が15日に反辺野古移設デモに参加したことについて「条例に抵触しているのは知事ではないか。憤慨している」と批判した」(産経12月25日)
https://www.sankei.com/politics/news/181225/plt1812250026-n1.html


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https://news.nicovideo.jp/watch/nw4421823

ところで否決した自治体を見ると、ひとつの共通点があることに気がつきませんか。

普天間基地の地元の宜野湾市、翁長氏か残した那覇軍港移設を引き受けている浦添市、キャンプシュワブを引き受けている金武町、嘉手納基地のお膝元の沖縄市、そして中国野圧力を受け続けている国境の自治体である宮古市、石垣市、与那国町などです。

つまり、これらの県民投票に反対の意志を示した自治体は、基地問題を真正面から引き受けてきた自治体であり、また中国の軍使膨張に日々圧迫され続けている離島の自治体なのです。

これは基地問題について空理空論はもうたくさんだ、リアリティをもって議論して欲しいという意思表示です。

米軍基地を引き受けている当該地元自治体の声は聞かない、中国と接している自治体の声もシャットアウト、これで「県民の総意」を聞くことになるとは到底思えません。

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-853644.html

ストレートにその疑問を松川宜野湾市長はこう述べています。

「宜野湾市長)松川氏は条例に「普天間飛行場の危険性除去が全く明記されていない」とし、「県民投票の結果によっては普天間飛行場の固定化につながる懸念が極めて強い」と述べた。市議会の予算案否決も理由に挙げた」(産経前掲)

松川市長は、デニー知事ら移設反対派が今まで無視し続けてきた、辺野古移設を阻止してしまえば自動的に普天間基地が永久固定化されてしまう、子供でもわかる道理を指摘しています。

県民投票は多様な考えがある、それも問うべきだとする反対論を強引に反対を押し切って、辺野古移設に賛成か反対かという2択にされてしました。

これでは米軍基地賛成か、反対かを問うているようなもので、今の緊張を増す一方のアジア情勢の中でそんなことに簡単に答えられる県民のほうが少ないでしょう。

それをボカすために、移転賛成か反対かに問いをすり替えただけなのです。

そこにある危険である普天間基地の撤去問題を問わないような県民投票は異常であって、反基地派のただの政治ショーにすぎません。

「県や基地反対派は「米軍基地の県内移設では負担軽減にならない」と主張し続けている。
県民投票の設問もこうした考えに沿い、宜野湾市民の負担を軽減する国策である辺野古移設を問うのではなく、辺野古への米軍基地建設を問うという全く別次元のすり替えを行っている。

県民投票はいわば政争の具にされてしまっているのであり、そこに多くの県民が違和感を抱いている」(八重山日報10月26日)
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/3163


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https://www.sankei.com/politics/news/181026/plt181...


ではイデオロギー対立になって久しいこの移設問題を、少しだけ立ち止まって考えてみましょう。

辺野古移設に「県民の民意」で反対したならば、どうなるのか、それを考えて言っているのでしょうか。

仮に県民投票でデニー知事ら基地反対派が勝利したとしましょう。

そこからがむしろ問題です。

辺野古に決まった経緯を簡単におさらいしておきます。

移転は基地負担軽減のために計画されました。

したがって移設問題とは、市街地のど真ん中にある普天間基地の危険性の除去のこととならざるをえないのですから、これを問わないような県民投票などはそもそも無意味なのです。

県内となったのは、普天間基地が海兵隊キャンプと一体で運用される性格であって、本土に移設不可能だったからです。

辺野古地区となったのも、そこしか受け入れを容認しなかったからです。

よく基地反対派の人たちは「本土が沖縄にだけ基地を押しつけている」と言っていますが、そのデンでいえば、「沖縄の他の自治体は辺野古地区にだけ押しつけた」です。

ここまでが前提です。いや政府がさらに「新基地」を作って沖縄を苦しめたいのだ、米軍基地は全部撤去しろと思う方は以下を読む必要はありません。

そのような全否定の考え方だと、一歩も前に進みませんから。

話を進めます。

22年間前、20を超える候補地から辺野古地区に着地しました。出て行く場所があれば、引き受ける場所が必要です。

それを唯一容認したのが辺野古地区でした。まさに消去法の選択そのものでベストではありませんでした。

まさに矛盾だらけ満身創痍の選択で、海兵隊にとっても満足できず、地元にも不満が残りました。

結局、政府と名護市とのすったもんだの協議の結果、市街地上空を航空機か通過しないために変則的なV字型の2本滑走路となり、当初あった地上案はどうしてもイヤダという地元の声を聞き入れてシュワブとつなげた海上に迫り出す計画にしたわけです。

ですから、今回の滑走路はシュワブの増築であって「新基地」ではありません。

当時の県や名護市、建設業界との話し合いの結果であって、政府はとにもかくにも移設さえ出来ればいいということで、地元の「民意」のそのまま丸呑みしたのです。

ま、それをチャブ台かえししてしまったのが、ハトさんだったわけですが、1年間ちかくの迷走の末に、結局は下のようなことを言うはめになりました。

この人物のおかげで、17年で済むことが22年かかってもまだ終わりません。

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この合意プロセスの積み重ねだけで、実に3千億円が国庫から出ています。 沖縄関連予算の1年分に匹敵します。

ところで国が辺野古移設を県民投票で否定された場合、政府はそのまま移設計画を遂行するか、否かを問われたことになります。

法的拘束力もない上に、かんじんな宜野湾市が入っていないようなしろものに政府が従うとは思えませんから、あくまでも仮にです。

その場合、選択肢は3つしかありません。

①移設の断念。

②ハンセン基地内移設案(小川案)

③与勝半島南海域埋め立て案(エルドリッヂ案)

②③は、おそらくもっとも現実的解決です。

ちなみに、辺野古案も多くの問題点を抱えているのは、いうまでもありません。

水深が深い上に、先日指摘された軟弱地盤問題も浮上しましたから、政府としても合意の積み上げを考えなければ、いっそそこまで執拗に反対されるなら止めてもいいという気分になったとしましょう。

で、どうなりますか。同じことの繰り返しです。

③の与勝半島南水域埋め立てをしようとすれば、まったく同じことを基地反対派とデニー県政から言われるはずです。

「美しい海を埋めるな」「新基地反対」。そして①に戻る。

②は海を埋め立てないからいいかと思えば、共産党や稲嶺前市長のように、「いかなる米軍基地も反対」。 そして①に戻る。

つまりは、移設反対派は移設そのものにに反対しているのではなく、米軍基地だから反対しているのです。

彼らの「民意」を聞き入れて辺野古移設を白紙撤回したとしても、②、③の代案も同じコースを辿ります。

つまりは移設を止めようが止めまいが、①の移設断念しか残らないのです。

基地反対派の皆さん、おめでとうございます。

移設は有効に阻止されて、普天間基地の移設も同時に消滅しました。

したがって、普天間基地は永久に宜野湾市のど真ん中に、米軍が望む限り居続けることになります。米軍にとってこれが最良の選択のはずです。

エルドリッヂさんも「辺野古へ動きたいと思うマリーンはひとりもいない」といっていまたしね。

あんな軍事的に使いにくいものなど作るだけ無駄というのも、一面の真実ではあるのです。

米国は安保の建前から、日本政府と歩調を合わしているだけなのですよ。

基地反対派と米軍が妙に平仄が合うというのも妙な話ではあります。

デニー知事は、移設反対するということの意味を県民にもっと説明せねばなりません。

県民投票で勝ったらどうなるのか、その先に何が待ち構えているのか、丁寧に説明する必要があります。

なんとなく「民意」を聞けばいい、なんとなく団結すればいいでは、なにひとつ解決しない、そんな時期なのです。

それに耳をふさぐようにして異常な県民投票に邁進する本当の理由は、一体なんなのでしょうか。

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[ 2018年12月26日 ]

 

 

 

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