アイコン 「特別な前科者」発言は重大な人権侵害発言、名誉毀損事件に発展か?

 

 

会合では重大な人権侵害発言も飛び出し、自民の再統合はならず。

4月25日、分裂している自民・県民会議(会派長、田中愛国)と自民・会派(会派長、瀬川光之)の再統合を話し合うため、長崎県選出の6名の国会議員(北村誠吾・谷川弥一・金子原二郎・富岡勉・古賀友一郎・加藤寛治)が話し合いの場を持った。

しかし、出席した国会議員の一人から自民・県民会議の一人の県議に対し、人権侵害のあってはならない「特別な前科者」という問題発言があり、人権侵害発言が今後、名誉毀損事件にまで発展すれば、再チャレンジ可能な社会の形成を政策の目玉にしている安倍政権にとって「親の心、子知らずという」あってはならない恥ずかしい人権侵害発言ということになる。

0427_01.jpg

スポンサード リンク

名誉毀損事件にまで発展すれば夏の衆参ダブル選挙後に行われる伊達参議院議長引退による次期参議院議長選にも影響が出ることになる。

0427_02.jpg

4月26日(金)長崎県議会会派の届け出が済まされた。

最大会派は「自民・県民会議(会派長、田中愛国氏)」で14人+3人で17人となった。

改選前、自民・県民会議は22人だったが、高比良元氏が4月の長崎市長選挙に出馬し離脱、当選12回の超ベテラン宮内雪夫氏(85歳)が落選、同じく当選6回の野本三雄氏(82歳)も落選している。

一番大きかったのは当選7回を誇った三好徳明氏(79歳)が引退したことだろう。

そして当選回数こそ4回と少ないが党県の政調副会長や党県総務会長を歴任した西川克己(71歳)が離脱している。

その次に多い会派が自民・会派(会派長、瀬川光之)の14人である。

会派長の瀬川光之氏は党県連幹事長も努めるなど県議として着実に実績も積み重ね、順当ならすんなりと議長だったが、二人の実力国会議員による県政への異常な介入への反発から、議長の椅子を八江利春氏、溝口芙美雄氏に一年交代で取られている。

4月26日、会派届が済めば、次は正副の議長選挙が5月13日(月)行われる。

分裂している自民・県民会議(会派長、田中愛国)と自民・会派(会派長、瀬川光之)は最後まで再統合に向けて話し合いを重ねてきたが、2年前から自民(田中愛国派)と統一会派を構成している県民会議(中山功・大久保潔重・小林克敏)の処遇をめぐり話し合いは決裂している。

今度こそ、会派長の瀬川氏をなんとかして議長に据えると意気込む自民・会派(会派長、瀬川光之)は水面下で「改革21」(9人)との連立を模索するなど、やや暴走気味だが、この夏には参議院選挙、もしかしたら衆参のダブル選挙の可能性まで囁かれている中で、地方議会とはいえ正規の自民党県議会が、長崎市議会ではあるまいに、まさかの国民民主や立憲との連立では有権者の理解は得られない。

それこそ政党政治の否定であり、理念も政策も度外視した大義なき野合である。

例えば衆参ダブル選挙となった場合、長崎3区では谷川弥一衆議院と立憲民主の山田勝彦氏の激突が予想される。

改革21には長崎市選挙区でトップ当選した赤木幸仁氏もいるし、当然、国民民主の県議も立憲民主の公認候補・山田勝彦氏の支援に駆けつけることになる。

0427_04.jpg

いくらなんでも県議会は県議会、国政選挙は別ね、となれば有権者も戸惑うし、あまりにも節操がなさすぎである。

県議会に元々節操などないわな、と言われればそれまでだが、政治家としての矜持とまでは言わないが最低の節操くらいは持って頂きたい。

ただ、谷川弥一氏・金子原二郎氏に擦り寄って来ている佐世保市選出の宮島大典氏だけは、4年後の佐世保市長選を睨み、裏で谷川弥一氏を支援することも考えられる。

0427_05.jpg

山田博司だけは相変わらず県議会の蚊帳の外である。

 
[ 2019年4月27日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産