アイコン レアアースの中国と米中貿易戦争

 

 

米華字メディア・多維新聞は、米中貿易戦争において中国がレアアースよりも威力の大きい「武器」を持っていると報じた。

記事は、米中貿易戦争が続く中で、中国がレアアース輸出を交渉のカードとして使おうとしているとの見方があるなかで、一部のアナリストからは「中国にとって、レアアース本体以上に威力を持っている武器がある。それは「レアアース加工品」と「レアアース磁石」だとの声が出ていると伝えた。

そして、「ネオジウム磁石」に代表されるレアアース磁石は、さまざまな分野の機器に利用されており、レアアース本体以上の価値を持っていると説明。兵器・武器など軍事用品の製造にも不可欠な素材だとしている。

その上で、シティグループの金属関連アナリストが、報告書の中で、「中国以外の国が速やかにレアアースの合成工場を建設すれば、中国による対米レアアース禁輸の効果は限定的になる。しかし、禁輸の範囲が、『レアアース磁石』やモーターなどの『レアアース加工品』にまで及ぶなら、深刻なダメージを受けることになる」 との見解を示したことを紹介した。

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この報告書によれば、昨年米国が輸入した磁石総額約3億9600万ドル(約430億円)のうち2億5700万ドル(約280億円)は、中国からの輸入であり、輸入が禁止されれば小型家電、自動車、風力発電などさまざまな産業が打撃を受けるという。
また、日本やドイツのレアアース磁石生産国も、中国からのレアアース輸入に依存している状況だ。

記事はまた、米国が中国からの制裁に備えてオーストラリア、さらにはアフリカの企業とレアアース調達の協力を進めているが「加工能力の不足により、対中依存を低減させることはできない」との報道も出ていると伝えた。

<ネオジム焼結磁石・生産量>
0608_05.jpg

<ネオジウム磁石>
0608_06.jpg

 
[ 2019年6月 8日 ]

 

 

 

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