アイコン 防衛省 F-35墜落「空間識失調」と報告 呼吸調節装置の故障否定

 

 

防衛省は10日、航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機、F35A戦闘機が墜落した事故で、墜落原因は推力の喪失や機体構造上の不具合ではなく、操縦者の「空間識失調」(平衡感覚を失った状況)による急降下が原因である可能性が高いとの報告書を発表した。
事故は今年4月9日午後7時27分ごろ、三沢基地から東方約135キロメートルの太平洋上で発生。操縦していた細見彰里3等空佐は行方不明となった。

今回の報告書によると、当該機は米軍機との離隔距離をとるための降下指示を受けて、同日午後7時26分ごろ左降下旋回を開始した。
その直後、レーダー航跡が消失し、直後に墜落した。降下速度は1100キロメートルで、緊急脱出が行われた形跡は確認されなかった。

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このため、操縦者が平衡感覚を失った状態である「空間識失調」に陥り、急降下しているとの認識がないまま、墜落した可能性が高いと推定している。
一方、推力の喪失や機体構造上の不具合の可能性はないと結論づけている。
そのうえで空間識失調に備えた対策を実施していくとの方針も打ち出した。
以上、

防衛省殿は、酸欠で意識不明になった可能性が指摘されていたが、時間も経過し、早期運用を再開するためか「空間識失調」の可能性が高いとし、運用再開を決定した。
再び、同じ問題が生じた場合も、当初、墜落機のブラックボックスが回収できず、調査には限界があったと釈明することになるのだろうか。事故に至らずともパイロットに酸欠状態が発生してももう発生の公表などしないのだろう。最低でも米国並みには発表すべきだろうが・・・。現在の日本軍の隠蔽体質は死者が出ない限り限度がない。

米報告書では、2017年に、F-35のパイロットが酸素欠乏になる重大事案が6回発生している。呼吸調節装置が頻繁に故障し、それにより急激なコックピット内の気圧変化により、耳や鼻が損傷、パイロットが状況認識を失い、航空機を墜落させる可能性があると指摘、これについては原因が特定されていないという。
墜落機は日本で組み立てており、現在改修されたとしても、旧式を搭載しているものと見られる。

また、墜落機は当時、米軍機との合同訓練だったとは、これまで公表されていなかったと思うが、防衛省殿はこっそりステルス的に追加発表したのだろう。
 

 
[ 2019年6月10日 ]

 

 

 

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