アイコン 礼成江・漢江河口海域 北朝鮮ウラン鉱山廃液漏出汚染疑惑 38ノースも掲載

 

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米ジェイコブ・ボーグル氏が8月15日発表し、遅出しで8月27日、38ノースも発表した北朝鮮・平山ウラン鉱山・廃液河川流出疑惑問題。
38ノースはスラッジ含水=廃液の流出は過去2年に渡り流出しているとしながら、下流域・河口域、水質や体積汚泥の放射性物質を調べもせず、希薄化され、それほどセンセーショナルなものではないだろうと結論付けている。

<北朝鮮・平山ウラン鉱山精製施設>
1、ウラン鉱山の精製施設のスラッジが川底に堆積していること、
2、スラッジ含水がパイプの両端から流出していること、
3、汚染水が下流に流れ出ていること。

精製後スラッジの貯水池は、自然ダムと見られ、大雨や崖崩れなどによる河川への大量漏水が発生している可能性もある。地下水汚染も心配される。

また、河川流域一帯の汚染、地下水汚染などによる健康被害、野菜等食物汚染が心配される。流域一帯には20万人が生活しているが、韓国側河口の江華島や喬桐島、席毛島の沿岸部を汚染している可能性は否定できない。
ウラン鉱山精製施設から河口までは約80キロ。
礼成江河口は漢江河口と江華島付近でかぶっている。満潮時の上流への逆流も当然ある。

韓国政府はこうした報道を受け、国民の安全第一に、韓国側の流域や河口で放射性物質の検査を調査する必要があるのではなかろうか。
もしも、検出され場合は、速やかに発表し、北朝鮮側や国連とも話し合い、国連監視下で、南北が協力して、放射性物質の流出防止策をはかる必要があるのではなかろうか。それが南の真の北朝鮮愛だろう。
スラッジ貯水池から大量に漏出した場合、満潮時などは漢江河口へも汚染海水が逆流して流入している可能性もある。

政治は古今東西、都合の悪いことは住民=国民に対して隠蔽してきた歴史から逃れることはできない。
もしもの場合、政治は隠蔽しようが、今の時代、国民でも金さえ出せば、工業系大学や研究機関、水質専門調査機関で水質検査や汚泥検査はできる。

平山ウラン鉱山一帯は、朝鮮で昔から恐れられていたとみられ、「滅悪山脈」に位置する。昔はそれが放射性物質とはわからず、悪霊とされていたことだろう。
石炭紀は3億~3.6億年前とされ、石炭にはウランやトリウムが僅かに含有している。
平山ウラン鉱山はその含有率が高いとされ、鉱山そのものは石炭鉱山、ウラン抽出後のスラッジは主に真っ黒な石炭粉となっており、貯水池の黒色もそうしたもの。
白いものは精製過程で酸性化したスラッジ含む廃液を石灰で中和したものとみられている。

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スラッジがパイプの両端の川底の堆積

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[ 2019年8月28日 ]

 

 

 

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