アイコン 第一三共 開発中の抗がん剤で英アストラゼネカと海外販売で提携 最大69億ドル

 

 

第一三共は29日、同社が開発中の抗がん剤「トラスツズマブ・デルクステカン」の開発・販売加速のため、英アストラゼネカと提携すると発表した。
第一三共は、アストラゼネカから最大69億ドル(約7600億円)を受領。アストラゼネカは、日本を除く世界各国での販売で利益の半分を受け取る内容。

<抗がん剤「トラスツズマブ・デルクステカン」について>
第一三共は、本日=3月29日、「トラスツズマブ デルクステカン(DS-8201)の乳がんを対象とした米国承認申請目標時期の前倒しについて」をリリースしている。

『トラスツズマブ デルクステカン(DS-8201:HER2に対する抗体薬物複合体(ADC)のHER2陽性の再発・転移性乳がんを対象とした米国食品医薬品局(米FDA)への承認申請目標時期を2020年としておりましたが、このたび2019年度前半に前倒しすることをお知らせいたします。

本承認申請の基となる、T-DM1を含む前治療を受けたHER2陽性の再発・転移性乳がん患者を対象としたグローバル第2相臨床試験(試験名:DESTINY-Breast01)については、結果が得られた後、学会において発表する予定です。具体的な承認申請時期については、今後の米FDAとの協議に基づいて決定されます。

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本剤は、米FDAより、HER2陽性の再発・転移性乳がん治療を対象として画期的治療薬(Breakthrough Therapy)指定およびファストトラック指定*3を受けているほか、厚生労働省よりがん化学療法後に増悪したHER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃がん患者に対する治療として先駆け審査指定を受けています。

本剤については、乳がん患者を対象とした第2相及び第3相臨床試験に加え、胃がん、大腸がん、非小細胞肺がん等の臨床試験や他剤との併用療法試験も積極的に進めております。
様々ながん患者さんに新しい治療の選択肢を一日でも早く提供できるよう、本剤の開発を加速させてまいります。』
以上、

日本の医師はすぐ海外大手の高い薬を使いたがる習性がある。利益率がいいのか、実質賄賂があるのか知らないが・・・。
日本の医薬品会社は、長い間続いた親方日の丸の医薬品行政により、内弁慶の最たるもの、グローバル企業と販売連携するのもアイデアだろう。
グローバル医薬品大手は儲け頭が特許切れから、大型薬の特許を持つ医薬品会社を超高値が買収合戦を繰り広げ、最近の医薬品価格の暴騰を招き、トランプ大統領が牽制球投げ続け、最近やっと落ち着いてきている。
しかし、トランプ大統領はオバマケアの廃止意向を崩しておらず、こうした製薬会社の超高価販売政策に対して、選挙を控え、鉄槌を加えるものと見られる。

 
[ 2019年3月29日 ]

 

 

 

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