アイコン 韓国 世界初のティルトローター型無人機で人工降雨実験成功 オスプレイ型

 

 

韓国科学技術情報通信部は6月16日、4月に南西部・全羅南道の上空で実施した垂直離着陸無人機による人工降雨実験で、降雨の効果が確認されたと発表した。無人機は有人航空機が飛行できない気象条件でも飛ばすことができ、活用に期待が高まる。
同道の宝城では降雨が検出され、光陽では自然降雨と合わせて計0.5ミリの降水量が確認された。無人機が雨の「種」となる物質を雲にまくと、雲の粒子の数が3.8倍になり、粒子の大きさは平均25マイクロメートル増加したという。

研究チームは「高度の低い雲の場合、無人機を使った人工降雨実験が可能と確認された」と説明した。
科学技術情報通信部は気象観測や予報、干ばつや粒子状物質(PM)対策など関連技術の研究開発と実証実験を進める計画だ。
同部は4月、韓国航空宇宙研究院(KARI)、気象庁の国立気象科学院とともに、航空宇宙研究院高興航空センター上空で人工降雨実験を実施した。

同研究院が開発した無人機「TR60」が高度800メートルで雨のもとになる塩化カルシウムを撒き、有人航空機が気象状況を上空で観測した。

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2015年4月の報道では、TR-60はティルトローター機型の無人飛行機(UAV)で、ヘリコプターのように離着陸し、飛行機のように飛行することができる。最高時速は500km にも達し、これは世界で最も速い UAV だという。
TR-100やTR-40などの無人機も開発している。
開発コストは9000万米ドルで、2023年にも完成させ、翌年から生産に入りたいとしている。

需要としては監視や捜索、救助、偵察、輸送、通信の中継などが考えられているとされる。
韓国は現在、無人機の技術では世界で第 7位の能力を持っているが、2023年ごろには第 5位に、そして 2027年ごろには3位から4位に付きたいとしている。

公開された映像では、TR-60が実際に垂直に離陸し、その後ローターの向きを変え、飛行機のように大空を飛行する様子が収められている。
また、グライダーのような別の UAV や、マルチコプターなども紹介されている。

米調査会社ティール・グループの航空宇宙市場分析家によると、2014年のドローン市場は約53億ドルであったとされ、さらに今後 10年の間に、その市場は2倍以上に大きく膨れ上がると予想されているという。
また、韓国内のドローン市場も年20%ほどで成長し続けているとされる。
以上、

KARIはこのほか、翼の上に太陽電池を取り付けた無人機も開発、数ヶ月間飛行し続けることができ、地上の観測業務を行うことが可能だという。

<KARI TR-60スペック>
長さ:3メートル
全幅:5メートル
身長:1.5メートル
最大離陸重量:210キロ
巡航飛行速度:160キロ/H
最高飛行速度:250キロ(同型のTR-100は500キロとされている)
最大飛距離:200キロ
最大飛行高度:4500メートル
航空機エンジンの種類:55馬力エンジン、3ブレードチルトエンジンナセルのペア駆動
2ロータリーエンジン搭載・・・55馬力×2の掲載分あり(TR-100仕様エンジン?)
以上、

韓国特有の写真撮影でオスプレイ並みのティルトローター機と思いきや、ホビーの親分並みの大きさだった。韓国はそれでもティルトローター技術を手に入れている。
ヤマハの農薬散布用無人ヘリは、2005年、中国に承認なしに輸出したことから、政府による外為法違反で逮捕者3人を出し、ヤマハの無人機開発は停滞した。ヤマハ発動機は1983年に無人ヘリRCASSを開発にあたったものの市販には至らず、1987年にヤマハ産業用無人ヘリコプター第1号モデル「R-50(L09)」を開発市販、2001年に世界初のプログラムと各種センサーによる自動操縦のRMAXを開発して市販している。

今の日本の大将は、開発することをすべて止めさせ、米国から高い買い物をすることに専念している。巨額偵察機ドローンにしろ購入、自主開発は国民向けのリップサービス、イスラエルのドローン企業まで呼んだものの、ろくに予算をつけなかった。
遡ることバブル末期、日米通商交渉で東大の坂村健教授が開発したフリーOSトロン、まだ赤ちゃんのOSトロンを、米国から政府が支援することを止めさせられ、政府は意味もわからず停止、結果、マイクロソフトのウィンドウズが世界を席巻し続ける結果を招いた。また、同じことを繰り返そうとしている。政治家さんのアホさ加減は懲りない。

セキュリティ対策担当大臣にパソコンを扱ったことのない人物を就任させたり、昔の沖縄サミットでは首脳間のやりとりでITをイットと話した首相がいたり、先見性がまったくなく、時代にもまったくマッチングしていない。掛け声だけは税金で諮問機関ばかり作り発表させ、政治家として一流だが・・・中身が乏しい。
政府はヤマハにオスプレイ型で音が煩くない日本オリジナル版を開発させたらいかがだろうか。

↓韓国の世界初TR-60ティルドローター式無人機、完成2018年
えらく大きく見えるように撮影されている。
今回は、人工降雨実験のため使用され、人工降雨実験に成功したという。
次回は雨雲ではなく、通常行われる積乱雲や上昇気流雲で実験してもらいたいものだ。
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[ 2019年6月18日 ]

 

 

 

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