アイコン 長崎寄港クルーズ船感染者91人に 43人増加 まだ検査中 Costa Atlantica


長崎港に停泊している大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」の乗組員200人余りを新たに検査した結果、43人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。クルーズ船では23日までに48人の感染が確認され、合計91人となった。

長崎県や長崎市は厚労省から派遣された医師や自衛隊などと協力し残りおよそ300人分の検体を今日中に採取する予定で、623人の乗組員全員の検査を実施することにしている。
クルーズ船「コスタ・アトランチカ」は、イタリア船籍だが、運航会社はダイヤモンド・プリンセス号と同じ米国のカーニバル社。

1月からこのクルーズ船は長崎港に停泊し、行き場なく、三菱重工香焼埠頭工場での修理に切り替えている。
船長はじめ船員たちは2月4日に横浜港に帰港したDプリンセス号の新コロナ感染症のクルーズ船内恐怖の情報は刻一刻、聞き入っていたと見られる。

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それにもかかわらず、また、長崎県が3月14日に停止要請を行ったにもかかわらず、下船していたことも判明している。それを三菱重工側は当初、下船していないと当局に伝えたが、翌日には下船していたと修正している。
船籍もあり、寄港地では、どこに船の管理権限があるのか不明だが、修理を行っており、三菱重工に管理責任の一端があるのではなかろうか。

最大責任者の運航会社であるカーニバル社は、Dプリンセス号のほか、米国でも103人の感染者を出しているグランド・プリンセス号も抱えており、感染症に対する船舶管理がまったく杜撰なようだ。D号の時も、何もコメントが報道されていなかったが、知らぬふりでもしているのだろうか。

また、長崎県も、同船は日本国籍船ではないため、下船停止要請のお願いではなく、もっと強い下船禁止命令を発するべきではなかったろうか。

<食事担当と食事配膳係多数感染>
C号では、食事を作る係と食事の配膳係が多数陽性だったことが確認されており、さらに感染は拡大するものと見られる。
Dプリンセス号では2割の感染者が出たが、感染者がいたという2月1日夜の香港当局の発表、横浜港に帰港した2月4日まで普段どおり、船内イベントなど予定通りのスケジュールで運航した結果、3711人の乗船者のうち2割の712人+α(うち死者13人)の感染者となった。Cアトランチカ号に当て嵌めると124人の感染者が生ずることになるが・・・。今回は、食事係の感染、致命的だ。
20日に発覚した最初の感染者は容態が悪化したと報道されている。

[ 2020年4月24日 ]

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