アイコン 感染の怪 香焼岸壁のクルーズ船 20人以上が発熱と 「コスタアトランチカ」号

 

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長崎市の三菱重工長崎造船所香焼工場に停泊中のイタリア船籍のクルーズ船「コスタアトランチカ」(85,619トン)で4月20日、新型コロナウイルスの感染者1人判明。
乗組員が21日、先週から船内で20人以上の発熱者がいると答えたと報道されている。

長崎県と市は、船内の状況確認や感染者が多数発生した場合などの対応について検討を急いでいる。国も専門家チームを1人派遣した。
長崎県の幹部は20日、クラスター(感染者集団)の発生について「可能性は否定できない」として、万全を期すと説明している。
ただ、この間1ヶ月、完全隔離したクルーズ船での感染者、ルートがわからない。

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<クローズしたクルーズ船から感染者発生の不思議>

クルーズ船は
今年1月29日に物資補給のため長崎港の松が枝ふ頭に入港
2月上旬に三菱重工長崎造船所香焼工場の岸壁に停泊、
2月20日からドックに入り、3月25日まで船の修繕。
この間、乗組員たちは市内に出かける際、体温測定し、チャーターしたバスに乗って行動。

3月14日以降、県の要請を受け乗組員の下船はない。
4月2日~8日にかけ、補給物資搬入のため三菱重工グループ社の10数人が船内に出入りした。
4月14日、乗組員の一人が発熱、
4月20日、県が感染検査したところ陽性・感染を確認した。
4月末まで停泊予定だった。
4月21日、乗組員は報道機関の電話取材に先週から乗組員20人あまりが発熱しているという。
乗組員たちは、1ヶ月以上、船外で人と接触していない。
以上、

時間も経過しており、乗り込んだ三菱Gの関係社員の抗体検査を実施したら何かわかるかもしれない。しかし、そうしたことはしないのが日本の流儀。

追、新コロナウイルス感染症は、感染者に(感染能力を持つ)無発症感染者が一定割合で存在するまれな感染力が強い疫病。ドアノブ、スマホ、書類からでも感染する。
感染者が発生するたびに接触者に対して最大限のPCR感染検査を実施し、こうした無発症感染者を見つけ出し、隔離しなければ、新コロナの収束は日本国民の6割以上が感染して集団免疫を持つか、ワクチンが開発され接種するかの方法しか収束することはできないと見られている。

欧米はじめ大半の国々が最大限のPCR感染検査を実施しているが、日本は発展途上国や後進国より検査能力がなく、厚労省の通達により、ごく限られた人たちにしか感染検査を実施していない。(4月15日段階の全国保健所が有する検査能力は合計で4900件台/厚労省発表)

発生件数は緊急事態宣言で一時的に減少しても、全国でチンタラチンタラ発生し続け、時たま集団感染が発生し続ける、日本国民の7000万人あまりが感染するまで発生し続けることになる。 
米カルフォルニアの南カルフォルニア大とシリコンバレーが所在するサンタククラ郡の地域集団抗体検査により、MAX50倍の感染者がいるとされ、発生が米国より早い日本ではそれ以上の人たちがすでに感染し、抗体を持っている可能性があると指摘されている。ただ、日本の人口は1.26億人でその数値は1%にも満たない。

ドイツ、中国、韓国、台湾などは収束過程にあるが、日本の場合、感染者を潰してきていないため、発生件数が落ちても発生し続け、経済への打撃は長期間続き深刻なダメージを受け続けることになる。

日本は、感染検査条件が世界一厳しくし、感染者の早期発見、適切な治療により軽症段階で陰性化=治癒させ、隔離解除させる方策を取っていない。
病室の都合上、酸素が必要な中等症以上の人しか、今後、濃厚接触者の感染検査さえも実施しない方針でもあり、重傷者多発で死者は確実に膨大となる。ただ、BCG接種国として米国のような死者数にはならない。
すでに厚労省は濃厚接触者でも症状がない場合は、後ろ向きの感染検査をすべきではないと全国自治体に通知している。

70歳以上が感染した場合、11.9%が重症化し、そのうち6割が死亡している(ただし4月12日までの厚労省の集計による値)。
それを食い止めるには来春ともされるワクチン開発しかない。来年まで持ちこたえられるか何ともいえない。

治療に有望視されているアビガンもレムデシビルも新コロナに対し万能治療薬と立証されたものではない。
富士フイルムのアビガンは軽症者に対し有効という治験が中国などから報告されているが、重傷者に対する有効性の報告はなされていない。日本は、軽症者はホテル隔離としており、処方させるには無理があると見られる。

一方、米ギリアド社の「レムデシビル」は重症者への治験で高い有効性が発表されており、現在、感染死亡者多発の米国では大規模臨床試験が行われている。(エボラでは有効性ありとされたが、現地では期待はずれだった。逆にアビガンの有効性が立証されていた)
有効性が立証されれば、日本では未承認薬の「レムデシビル」も、障壁の厚労省も導入を早期実現させる可能性もある。米国が薬剤を早期に日本にまわしてくれるかどうかは別問題。
下駄を履き違えても知らぬ振りして突っ走るのが日本人。
日本の実験を世界が注目している。


スクロール→

新コロナ収束過程にある国 現在感染者数が50%を切っている国 

ワールドメーター版 4月22日03時現在(日本時間)

 

累計

現在感染者

検査数

感染者

死者

現在

累比

総数

百万人当り

中国

82,758

4,632

1,003

1.2%

不明

不明

アイスランド

1,778

10

351

19.7%

43,831

128,445

韓国

10,683

237

2,233

20.9%

571,014

11,138

イラン

84,802

5,297

18,540

21.9%

365,723

4,354

オーストリア

14,873

491

3,411

22.9%

189,018

20,987

タイ

2,811

48

655

23.3%

142,589

2,043

イラク

1,602

83

423

26.4%

60,837

1,513

オーストラリア

6,645

71

1,889

28.4%

439,000

17,216

スイス

28,063

1,478

7,985

28.5%

227,554

26,293

ニュージーランド

1,445

13

426

29.5%

89,508

18,562

ドイツ

148,007

4,939

47,868

32.3%

1,728,357

20,629

デンマーク

7,695

370

2,625

34.1%

100,543

17,358

香港

1,030

4

376

36.5%

131,786

17,579

マレーシア

5,482

92

2,041

37.2%

108,216

3,344

アゼルバイジャン

1,480

20

595

40.2%

102,764

10,135

アルジェリア

2,811

392

1,267

45.1%

6,500

148

フィンランド

4,014

141

1,873

46.7%

61,800

11,154

台湾

425

6

202

47.5%

55,476

2,329

スペイン

204,178

21,282

100,382

49.2%

930,230

19,896

参考

日本

11,135

263

9,633

86.5%

116,725

923

世界

2,530,095

174,727

1,687,744

66.7%

 

 

アメリカ

803,575

43,663

684,595

85.1%

4,096,881

12,377

・累比は隔離中の現在感染者数と累計感染者数の単純割合。

 

[ 2020年4月22日 ]

 

 

 

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