アイコン 追報:沼尻温泉郷の(有)田村屋旅館(福島)/民事再生手続き開始決定 東北初のコロナ関連倒産


既報。明治19年創業の老舗温泉旅館の(有)田村屋旅館(所在地:福島県耶麻郡猪苗代町蚕養沼尻山甲***)は3月23日、福島地裁会津若松支部において再生手続きの開始決定を受けました。

申請時の負債総額は約4億円。

再生債権の届出期間は令和2年4月22日まで、再生債権の一般調査期間は令和2年6月5日から令和2年6月19日まで。事件番号は令和2年(再)第1号。

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資本金は2000万円。

同社は明治19年の創業の沼尻温泉郷の老舗温泉旅館経営会社。鉄筋4階建の本館など宿泊人員250名の規模を誇り、温泉客、スキー客、学生の合宿なども誘致し、以前は3億5千万円以上の売上高を計上していた。

しかし、企業の経費節減よる宴会旅行など大幅減少、不況の浸透による団体旅行の減少から、1億円台まで売上高が減少、2011年の東日本大震災ではフクシマ原発大爆発の風評被害もあり、海外客を取り込む営業で持ちこたえていたが、ここにきて、暖冬による雪不足・スキー客減、それに追い討ちをかけた新コロナにより、キャンセルも相次ぎ、借入金も大きく、厳しい経営環境に至っていた。同社は財務内容を改善させ民事再生を図るため、今回の申請となった。

 

田村屋旅館は安達太良山の噴火口を源泉とする酸性の硫黄泉の温泉。

田村屋旅館

既報記事
沼尻温泉郷の(有)田村屋旅館(福島)/民事再生申請 安達太良山 東北初のコロナ関連倒産

 

 



 

[ 2020年4月 2日 ]
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