アイコン 大幅に減った感染者数 緊急事態効果 データで見る 温度上昇効果 検査減効果


緊急事態宣言による外出自粛、3蜜店舗の休業により、新コロナ感染者数が大幅に減っている。全国でも4月24日~30日間での1876人から5月1日~5月7日の1069人と▲43%減少した。
国民一人ひとりの努力を結集した緊急事態宣言の効果が如実に現れている。

<気温・湿度とも上昇中>
米国土安全保障省科学技術局のウィリアム・ブライアン氏は4月24日、新型コロナが最も生存しやすいのは屋内の空気が乾燥した環境で、気温と湿度が上がれば威力を失い、特に日光に弱いとの研究結果を報告した。
暗くて湿度が低い環境では、新型コロナはステンレス鋼やプラスチック製品など通気性のない素材の上で、18時間かけて威力を半減させるが、高湿度の環境ではこの時間が6時間に減り、高湿度の環境で日光に当てれば、2分に短縮されたという。
また、空気中に漂う新型コロナウイルスについても、空気中の新型コロナは暗い室内で1時間かけて威力が半減したのに対し、日光に当てた場合は90秒に短縮したとしている。
ただ、こうした研究報告は、高温多湿の熱帯の国々でも感染拡大しており、それを説明しない限り説得力に欠け、なんとも言えない。
但し、新コロナの飛まつやエアロゾルは、インフルエンザ同様、湿度が高くなれば空中を漂う時間が落ちることだけは間違いない。

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<検査数激減>
検査数については、1/4まで激減しており、なんとも言えない。
ただ、新コロナウイルス脅威にかかわらずゴールデンウィーク休暇があったとしても、大きな集団感染が発生した場合、それなりの検査が行われるはずであり、この間、北海道や東京を除き、集団感染そのものの発生件数が大幅に減っていることも間違いないだろう。

日本の行政は、新コロナによる人と企業の生活・経済問題と新コロナ感染症の状況については、完全に分離すべきであり、ゴチャゴチャにして問題をケムに巻くのが日本の得意技だろうが、世界には通用しない。

厚労省に至っては、感染者の発生件数も感染検査数も3月10日から発表しているが、今だNHKが集計した感染者数や死亡者数などとは1日以上遅れがあり、時代遅れもはなはだしい。
外紙が、厚労省が電子計算機時代の50年前に普及したFAXでのこれまでの集計を、やっと、今後ネット回線で報告させるという笑い転げるような話題だとして掲載している(ロイター)。これが日本の現実だ。ネット回線で報告させるとともに自動集計させれば、ムダの塊の厚労省の人材も減員できる。このままでは日本の官庁へのAI導入など100年も200年も先のことだろう。


スクロール→

発生件数1週間 (木~水)推移

 

発生件数

前週比

1日あたり

5/65/7

201

 

100

4/295/5

1,480

-37.1%

211

4/224/28

2,353

-30.2%

336

4/154/21

3,371

-8.1%

482

484/14

3,667

64.7%

524

4/14/7

2,227

114.8%

318

3/253/31

1,050

94.8%

150

3/183/24

539

63.3%

77

 


スクロール→

新コロナ 51日~57日 新規発生件数 都道府県別

0

1

2~5

610

1150

5199

100

1

沖縄

岐阜

茨城

福岡

千葉

大阪

東京

2

福井

群馬

滋賀

広島

兵庫

埼玉

神奈川

3

宮城

静岡

奈良

福島

愛知

 

北海道

4

高知

山形

新潟

長野

京都

 

 

5

和歌山

青森

山梨

 

石川

 

 

6

大分

島根

佐賀

 

富山

 

 

7

栃木

愛媛

山口

 

 

 

 

8

熊本

 

 

 

 

 

 

9

三重

 

 

 

 

 

 

10

香川

 

 

 

色は休業要請継続

 

11

岡山

 

 

 

 

 

 

12

長崎

 

 

 

 

 

 

13

宮崎

 

 

 

 

 

 

14

秋田

 

 

 

 

 

 

15

鹿児島

 

 

 

 

 

 

16

徳島

 

 

 

 

 

 

17

鳥取

 

 

 

 

 

 

18

岩手

 

 

 

 

 

 

合計

0

7

27

34

145

153

898

構成

0.0%

0.6%

2.1%

2.7%

11.5%

12.1%

71.0%

・NHKの日々集計発表値誤差あり/発生総数:1270人 /別途入管検疫含

 

<全国の月別、日中平均温度と平均湿度>

スクロール→

日本の日中温度と湿度/気象庁 

 

2018

2019

2,020

 

気温

湿度

気温

湿度

気温

湿度

1

4.7

54

5.6

51

7.1

65

2

5.4

56

7.2

59

8.3

55

3

11.5

65

10.6

60

10.7

65

4

17.0

66

13.6

63

12.8

66

5

19.8

71

20.0

65

19.2

74

6

22.4

80

21.8

81

 

 

7

28.3

77

24.1

89

 

 

8

28.1

77

28.4

80

 

 

9

22.9

86

25.1

79

 

 

10

19.1

74

19.4

80

 

 

11

14.0

72

13.1

80

 

 

12

8.3

61

8.5

69

 

 

・気象庁発表の日中温度の平均と平均湿度、今年5月は6日まで平均値

 

<PCR感染検査数も激減>

新コロナに対する緊張度がプッツン。世界でも類を見ない更なる検査数の激減、日本の新コロナウイルスもゴールデンウィークに入っていたようだ。余裕・よゆう。

3日間移動 感染者数と検査数の推移

 

3日間感染数

検査数

日平均

陽性率

57日単

108

697

697

15.49%

5/46

495

2,877

959

17.21%

5/13

737

15,709

5,236

4.69%

2830

669

12,882

4,294

5.19%

2527

973

7,089

2,363

13.73%

2224

1,224

15,519

5,173

7.89%

1921

1,277

10,768

3,589

11.86%

1618

1,543

14,625

4,875

10.55%

1315

1,298

13,293

4,431

9.76%

1012

1,949

8,848

2,949

22.03%

79

1,098

13,803

4,601

7.95%

46

779

3,794

1,265

20.53%

35

636

6,146

2,049

10.35%

314/2

489

7,510

2,503

6.51%

 

/1~15

5,781

46,337

3,089

12.48%

4/1630

5,686

60,913

4,061

9.33%

・入管検疫感染検査含まず

・厚労省発表の昼12時現在の集計値/各地からの集計のズレがあり、3日間ごとの集計とした。

 

[ 2020年5月 8日 ]

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