分析 北九州市第2波感染拡大警戒 32施設急遽閉鎖
北九州市は27日、新たに8人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。
北九州市での感染確認は23日から5日連続で、5日間計では22人となった。
緊急事態宣言は全国で解除されたが、市は感染拡大防止のため、いったん再開した小倉城や松本清張記念館、九州鉄道記念館など市の43施設を5月28日から6月18日まで再び臨時休館とし、市主催のイベントも当面中止・延期することにした。
国も北九州市が第2波の感染拡大を迎えているのか確認し、対応策をアドバイスするためクラスターチームを派遣した。
北九州市では4月24日から28日まで感染者0、29日に1人、30日から5月22日まで0だったが、5月23日から感染者発生し出した。
北九州の対応はまだ遅い。
5月23日に感染が確認された女子大学生は5月17日(日)に発熱(39℃台)、呼吸困難、全身倦怠感、筋肉痛あり。5月18日(月)発熱(38℃台)、吐気ありD医療機関を受診。
PCRの感染検査を受けたのは5月22日、今になっても市長がとろいようだ。医療機関に疑いあれば至急検査することを要求すべきだろう(感染時期は緊急事態宣言解除日前後となる)。
経路は発症するまでの期間を指針の発症2日前ではなく、約1週間前までさかのぼり確認し、接触者は感染検査を受けるように要請すべきだ。
(5月7日に陽性と判断され始まった韓国ダンスクラブの集団感染は現在7次感染まで広がり255人が感染しているが、当該者がクラブに行ったのは5月2日だった。5日間経過して検査を受け、陽性が確認された)
(国が指針で2日前にしているのは誰に感染させたかという視点になっている。発症するまでの約1週間内に誰から感染したのかという感染させた接触者を探し出し隔離する作業が必要であり、2日前までの接触者の感染検査では、感染力を有する無発症感染者を隔離することはできない。感染経路の接触者の検査に付き、発熱基準がそもそもおかし過ぎる。)
そうでなければ、今回制御しても、再び同じことが生じる。無自覚のステルス感染者を少しでも減らすことが、ソーシャルディスタンスの効果により、第2波の到来を防止ることができる。
国=専門家会議と厚労省官僚と日本医師会は、感染検査をさせたくないという考え方が最初から根付いている。
初診する医師の頭を変えさせる必要があるだろう。まだそうした国の指示に乗っていては市長は市民の命を守ることはできない。
日本の致死率は韓国の2倍以上、死亡者数は3倍以上、大パニックを起こした中国の致死率とほぼ同じになっている。(原因は国の指針に基づく感染検査の遅れにより、重症化してから入院させ、現場の医紙たちが最初から手を付けられなくなっていることによるもの)
4月、国も自治体もマスコミも医療崩壊と大騒ぎしたが、重症患者数の最大日は全国で5月1日の328人(厚労省資料)だった。これで大騒ぎするならば、これまでの日本の感染症に対する医療行政そのものが異常だったことを証明しているようなものではないだろうか。
スクロール→
福岡県の感染者発生状況 |
|||
|
福岡市 |
北九州市 |
県合計 |
3/30まで |
18 |
4 |
29 |
3月31日 |
5 |
10 |
17 |
4月1日 |
5 |
21 |
32 |
4月2日 |
12 |
7 |
22 |
4月3日 |
16 |
3 |
19 |
4月4日 |
26 |
0 |
27 |
4月5日 |
13 |
0 |
16 |
4月6日 |
9 |
4 |
14 |
4月7日 |
16 |
1 |
23 |
4月8日 |
17 |
4 |
25 |
4月9日 |
14 |
1 |
26 |
4月10日 |
26 |
1 |
39 |
4月11日 |
25 |
3 |
43 |
4月12日 |
11 |
4 |
30 |
4月13日 |
4 |
2 |
11 |
4月14日 |
17 |
3 |
33 |
4月15日 |
17 |
3 |
30 |
4月16日 |
15 |
0 |
26 |
4月17日 |
10 |
1 |
17 |
4月18日 |
13 |
0 |
24 |
4月19日 |
6 |
0 |
16 |
4月20日 |
2 |
0 |
2 |
4月21日 |
15 |
0 |
21 |
4月22日 |
5 |
2 |
21 |
4月23日 |
8 |
1 |
12 |
4月24日 |
6 |
0 |
12 |
4月25日 |
7 |
0 |
14 |
4月26日 |
8 |
0 |
11 |
4月27日 |
5 |
0 |
9 |
4月28日 |
4 |
0 |
4 |
4月29日 |
5 |
1 |
13 |
4月30日 |
2 |
0 |
3 |
5月1日 |
1 |
0 |
3 |
5月2日 |
2 |
0 |
3 |
5月3日 |
0 |
0 |
0 |
5月4日 |
1 |
0 |
1 |
5月5日 |
0 |
0 |
1 |
5月6日 |
1 |
0 |
1 |
5月7日 |
1 |
0 |
1 |
5月8日 |
0 |
0 |
0 |
5月9日 |
2 |
0 |
2 |
5月10日 |
1 |
0 |
1 |
5月11日 |
0 |
0 |
0 |
5月12日 |
0 |
0 |
1 |
5月13日 |
1 |
0 |
1 |
5月14日 |
1 |
0 |
1 |
5月15日 |
0 |
0 |
0 |
5月16日 |
0 |
0 |
0 |
5月17日 |
1 |
0 |
1 |
5月18日 |
0 |
0 |
0 |
5月19日 |
0 |
0 |
0 |
5月20日 |
0 |
0 |
0 |
5月21日 |
0 |
0 |
0 |
5月22日 |
0 |
0 |
0 |
5月23日 |
0 |
3 |
4 |
5月24日 |
1 |
3 |
4 |
5月25日 |
0 |
6 |
6 |
5月26日 |
0 |
2 |
2 |
5月27日 |
0 |
8 |
8 |
合計 |
375 |
98 |
682 |
・5月27日現在682人 |
|||
・緊急事態宣言:4月7日(福岡県含む7都府県) |
|||
・緊急事態宣言解除:5月14日 |
スクロール→
福岡県の地域別感染者数 5月27日現在 |
|||||
福岡都市圏 |
北九州都市圏 |
その他 |
|||
福岡市 |
371 |
北九州市 |
98 |
飯塚市 |
4 |
春日市 |
21 |
行橋市 |
14 |
田川市 |
0 |
大野城市 |
7 |
豊前市 |
10 |
宮若市 |
0 |
那珂川市 |
2 |
中間市 |
1 |
嘉麻市 |
1 |
小郡市 |
1 |
直方市 |
1 |
田川郡 |
0 |
筑紫野市 |
3 |
遠賀郡 |
6 |
嘉穂郡 |
1 |
太宰府市 |
3 |
鞍手郡 |
0 |
大牟田市 |
2 |
糸島市 |
14 |
京都郡 |
5 |
久留米市 |
46 |
糟屋郡 |
24 |
築上郡 |
0 |
柳川市 |
4 |
古賀市 |
5 |
|
|
八女市 |
0 |
福津市 |
4 |
|
|
筑後市 |
3 |
宗像市 |
9 |
|
|
大川市 |
0 |
|
|
|
|
うきは市 |
0 |
|
|
|
|
朝倉郡 |
0 |
|
|
|
|
三井郡 |
0 |
|
|
|
|
三潴郡 |
0 |
|
|
|
|
八女郡 |
2 |
|
|
|
|
入国者 |
16 |
合計 |
464 |
|
135 |
|
79 |
・5月27日現在の福岡県の感染者数678人 |
スクロール→
小倉駅周辺の人出/ドコモデータ/15時現在 |
||||
|
|
前年比 |
感染前 |
4/7前 |
5月10日 |
日 |
-67.9% |
-71.7% |
-54.0% |
5月11日 |
月 |
-47.3% |
-51.3% |
-24.5% |
5月12日 |
火 |
-48.6% |
-52.4% |
-26.2% |
5月13日 |
水 |
-52.4% |
-56.0% |
-31.8% |
5月14日 |
木 |
-47.4% |
-51.4% |
-24.6% |
5月15日 |
金 |
-45.7% |
-49.8% |
-22.2% |
5月16日 |
土 |
-1.2% |
-15.5% |
-37.8% |
5月17日 |
日 |
-58.0% |
-64.3% |
-42.0% |
5月18日 |
月 |
-40.4% |
-44.9% |
-14.5% |
5月19日 |
火 |
-35.6% |
-40.4% |
-7.6% |
5月20日 |
水 |
-35.8% |
-40.6% |
-8.0% |
5月21日 |
木 |
-27.6% |
-33.1% |
3.8% |
5月22日 |
金 |
-25.6% |
-31.2% |
6.7% |
5月23日 |
土 |
-28.3% |
-39.1% |
-1.1% |
5月24日 |
日 |
-37.6% |
-47.0% |
-13.9% |
5月25日 |
月 |
-26.9% |
-32.4% |
4.9% |
5月26日 |
火 |
-31.3% |
-36.5% |
-1.5% |
5月27日 |
水 |
-29.7% |
-34.9% |
0.9% |
・前年5/1(水)~5/31(金)の平日→平日平均 |
||||
・1/18(土)~2/14(金)4週間の平日→平日平均 |
||||
・4/6(月)~4/7(火) ※緊急事態宣言直前 |