アイコン アジア22ヶ国の感染状況 BRIとの関係


菅首相は中国寄り政権のインドネシアヘのこのこ出かけて、いつものバラ撒き500億円の円借款で帰ってきた。ひも付き借款ならばよいが・・・。インドネシアの中国製新幹線採用に懲りないようだ。安倍首相が就任直後のインドネシア訪問は、当時の大統領は親日だったからだ。
新コロナは貧困街も多く再感染が深刻になってきている。イスラム教国でもあり、モスクの対策は採っているものの末端まで難しいようだ。医療体制の問題もあり、死亡者数も多い。中国からの借金の漬物国になりつつある。発表している首都移転を実施した場合、漬物が腐りかけるかもしれない。新コロナは当然中国が面倒をみようか。

フィリピンは、財政が厳しく、中国にワクチンを依存するしかなく、今後、中国と仲良くすると宣言したドウテルテ大統領。いつも自己判断の国益であっち行ったりこっち行ったりしている。しかし、実質独裁政権ながら麻薬撲滅に辣腕を振るい、貧困対策なども行い国民の人気は異常に高い。それでいて、新コロナの撲滅には失敗している。貧困街の環境改善までにはドウテルテも至っていない。
入国制限を経済特区の関係者などに限定して解除する。

タイは、医師がしっかり発言力を持ったことから、国境封鎖も早めに行い新コロナの大感染を防いだ。しかし、政情が再び不安になってきている。

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今回は国王に対して批判の眼が向けられ、問題は複雑化している。国王は元来、民生に携わるが、政治には必要以上にかかわらないとして国民の信任が厚い。しかし、現在の国王は2014年の政情不安で軍事政権になった延長線上のプラユット首相を擁護する発言を繰り返し、皇室の浪費も問題となった。それも王室資産の拡大を図っていることから、学生らの反発を招き、首相退陣と王室改革を求めたデモに発展している。
国王はドイツのリゾート地の別荘に常駐して発言を繰り返していたことから、ドイツ政府が帰れと追い出している(これまでの国王は国内にとどまり各地を訪問し、民意を吸い上げていた)。
デモが繰り返されており、現在は平和的なデモだが、リーダーたちの逮捕者も多く出ており、分からない。当然、デモは新コロナの餌食になる可能性もある。これまで抑えてきていたことから、政治の安定が求められる。

マレーシアは、マハテール首相の前に国王が立ちふさがり首相を引退、新首相が就任している。新コロナでは、最近感染者が増加しており、新首相がロックダウンを行おうとしたが、国王やスルタンから断られている。イスラム教の国では首相でさえ、イスラム教の国王やスルタンに逆らえないようだ。
クアラルンプールでは条件つき活動制限が講じられている。

中国はウイグル自治区で2桁発生と報じられているが、ウイグル人を100万~150万人強制収容所に入れ、酷使している軍管理施設に感染が広がれば手の施しようがなくなるだろう。しかし、感染が広がっても公表しないのが中国中央政府でもあるが・・・。
ただ、これまでにも小規模発生で武漢市民1100万人、青島市民900万人全員をPCR検査させ、隔離し収束させており、中国共産党独裁政権ならでは、人権は党のために方式で新コロナ封じ込め策が効き、ほぼ終息させている。

韓国は、文大統領がのぼせてK-防疫は世界の見本と発言したとたん、感染が広がり一切口にしなくなった。韓国は首都圏に40万人の不法外国人がおり、正規の出稼ぎ外国人労働者等も30万人あまり居住(韓国の正規滞在外国人は252万人/2019年末)し、ウイルスを感染させるステルス感染者の完全撲滅は難しいと見られる。

ネパールは中国寄りの共産党が政権をもっているものの、国情から感染対策より国民統制に重点が置かれているものと見られる。

ミャンマーは、軍事政権と民主政権の葛藤が続き、民族問題にも波及、新コロナ対策どころではなさそうだ。農業国であり、都市部以外での感染拡大はないと見られ。ロヒンギャ問題で欧米から相手にされなくなり、最近、中国に傾倒しており、中国がワクチンを何とかするだろう。それまでは感染拡大が続くことになろうか。

中国の一帯一路(The Belt and Road Initiative, BRI)には世界165ヶ国が参加しており、アジアでもBRI -MOU26ヶ国が参加している。国連加盟国の84%が一帯一路会議の参加国。
一帯一路会議=BRI=アジア太平洋経済協力会議(ユーラシア大陸+アフリカ大陸+中央南米大陸+太平洋国など)

新コロナは、国連やWHOより、BRI参加国の新コロナ問題や新コロナに付随する経済財政問題は、すべて中国に面倒を見らせるべきではないだろうか。

国連・WHOの途上国に対するワクチン支援基金にも中国は参加せず、中国は独自に165ヶ国もしくは中国による借金の漬物国や漬物国になりたい国に対して、直接自国ワクチンを政治的に提供する方策を採っている。
国連の必要性もなく、WHOもすでに中国傘下機関になっている。
欧州も含めてここまで中国に擦り寄る国ばかりなら、トランプが孤立主義を取ったのも理解できようか。
ただ、中国BRIは、透明性と開放性の欠如に加盟国も気づき始めているようだ・・・。
外貨不足で金融危機下にあるパキスタンをどこまで中国が面倒を見続けるか試金石になるが、借金の漬物国はおうおうにして何れパキスタンと同じように中国に面倒を見てもらうしかなくなる。中国が全部面倒を見ることだろう。新コロナと一緒に・・・。
IMFの必要性もないだろう。


スクロール→

世界とアジアの感染国状況/ワールドメーター版

 

2020

感染者

感染死

人口

 

10

累計

24日

23日

累計

万人

 

世界

42,918,240

452,876

490,737

1,154,312

77億人

1

米国

8,827,932

79,449

81,414

230,068

33,161

2

インド

7,863,892

50,224

54,028

118,567

138,427

3

ブラジル

5,381,224

25,574

23,016

156,926

21,303

4

ロシア

1,497,167

16,521

17,340

25,821

14,595

5

スペイン

1,110,372

集計中

19,851

34,752

4,676

6

フランス

1,086,497

45,422

42,032

34,645

6,531

7

アルゼンチン

1,081,336

11,968

15,718

28,613

4,532

8

コロンビア

1,007,711

8,769

8,672

30,000

5,105

以上、100万人以上の感染国

 

アジアの感染者 インド以東

18

バングラデショ

398,815

1,308

1,586

5,803

16,520

19

インドネシア

385,980

4,070

4,369

13,205

27,443

20

フィリピン

367,805

2,043

1,886

6,934

11,003

34

ネパール

155,233

2,225

4,499

842

2,929

49

日本

95,835

697

314

1,706

12,635

54

中国

85,775

28

18

4,634

143,932

63

シンガポール

57,965

14

10

28

586

75

ミャンマー

43,788

1,423

1,357

1,066

5,452

88

韓国

25,775

77

155

457

5,128

89

マレーシア

25,742

1,228

710

221

3,249

118

スリランカ

7,521

368

866

15

2,144

131

香港

5,290

5

4

105

751

146

タイ

3,731

4

8

59

6,985

165

ベトナム

1,160

12

0

35

9,761

174

パプニューギニア

583

0

0

7

899

176

台湾

550

2

0

7

2,383

186

ブータン

336

0

4

 

77

188

カンボジア

287

0

0

 

1,679

194

ブルネイ

148

0

0

3

43

200

マカオ

46

0

0

 

65

207

ラオス

24

0

0

 

730

順位は世界順位、国連加盟国より多いのは、欧米の現在の海外植民地を独立して表記していることによるもの。

[ 2020年10月26日 ]

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