東京都 今頃検査数6倍に 能力だけ6万件へ それでも期待したい
東京都は新型コロナウイルスの検査能力を今の約6倍に当たる1日6万件余りに大幅に拡充する方向で最終調整を進めている。
今冬、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行する事態に備えるねらいがあるという。
東京都内では現在、新型コロナウイルスの検査能力が1日1万200件あるが、専門家から感染の再拡大に警戒が必要だとされる中、都は、検査態勢を強化できないか検討を進めきた。
以上、
全国では現在、感染検査能力は7.5万件あるが、検査は1週間平均2万件台、平均使用率は30%にしか過ぎない。地域が凝縮されている東京都でも43%台だ。
感染検査を増加させることで感染者をより多く見つけ出し、隔離し、感染拡大を抑制させる本来の行政の仕事を非常に遅まきながら行ってくれるのを期待したい。
本来、5月25日の緊急事態宣言解除後に、次の感染増に向けて検査体制を拡充すべき期間があったが、指を咥えて傍観し何もせず、そのまま二次感染増を発生させ、それを全国に拡散させた張本人が東京都だ。現在の北海道の感染増もGoToキャンペーンで、本人もほとんど気づかないようなステルス感染者を首都圏から送り出していることに起因している。
最近は、東京都の感染の広がりは、首都圏(東京都+千葉県+埼玉県+神奈川県)全域に拡大しており、東京都だけ感染検査数を拡大させても片手落ちとなる。
首都圏が仲が悪く感染検査で連携できなければ、国が連携させるべきだろうが、そんなことを率先してやらせるような人物は菅首相をはじめいない。安倍首相がいなくなった途端、影が薄くなった西村氏は何をしているのだろうか。
小池氏は日に200人台の感染数は上出来と判断しているのだろうか。知事も都民も当たり前になることこそが新コロナの恐怖だ。感染検査能力を1.2万件にしたのは2ヶ月前。国立大学や国営の感染症研究機関などに眠っているロシュ製の全自動感染検査機を使用すれば、5月の段階で10~15万件の感染検査能力はあった。できない御託ばかり並べて今だ活用していない。これが世界に逆行する日本の現実だ。
スクロール→
東京都 直近の日別感染者数と検査数 |
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感染者数 |
検査数 |
検査数は感染発生日の3日前の検査数(検体採取日基準) |
10月16日 |
183 |
5,646 |
|
10月17日 |
235 |
4,889 |
|
10月18日 |
132 |
4,827 |
|
10月19日 |
78 |
5,124 |
|
10月20日 |
139 |
3,191 |
|
10月21日 |
145 |
1,006 |
|
10月22日 |
185 |
5,936 |
|
10月23日 |
186 |
5,429 |
|
10月24日 |
203 |
5,006 |
|
10月25日 |
124 |
4,858 |
|
10月26日 |
102 |
5,013 |
|
10月27日 |
158 |
2,925 |
|
10月28日 |
171 |
1,091 |
|
10月29日 |
221 |
6,301 |
|
2週間平均 |
162 |
4,374 |
|
累計 |
感染者数 |
死亡者数 |
|
10月29日 |
30,677 |
453 |
スクロール→
10月29日新コロナの感染状況 |
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|
感染者数累計 |
29日 |
合計 |
99,804 |
809 |
累計感染者数1000人以上の都道府県 |
||
東京都 |
30,677 |
221 |
大阪府 |
12,473 |
125 |
神奈川県 |
8,587 |
71 |
愛知県 |
6,091 |
87 |
埼玉県 |
5,762 |
39 |
福岡県 |
5,207 |
5 |
千葉県 |
4,948 |
43 |
沖縄県 |
3,277 |
32 |
兵庫県 |
3,203 |
17 |
北海道 |
2,986 |
53 |
京都府 |
2,014 |
11 |
首都圏比率 |
50.0% |
46.2% |
29日の感染者が10人以上発生県 |
||
宮城県 |
689 |
10 |
静岡県 |
636 |
16 |
岡山県 |
261 |
31 |