日本のWITH-CORONA作戦の結果 介護施設の面会制限緩和は気になりすぎる
新型コロナウイルスは人を媒介して伝播する感染症、人と人がソーシャルディスタンスを取ればそれなりに有効であるが、社会生活においては限度がある。それに経済も回復させなければならない。
そのために、
各種GoToキャンペーンを執行し、GoToトラベルだけでも10月15日までに3100万人以上が利用したという。
各種イベントの観客動員の緩和が進んでいる。
また、10月には厚労省が介護施設での面会も緩和した。田村氏に期待したがやはりダメ男のようだ。
国の新コロナ防疫対策のリーダーもいない。西村氏はGDPを説明する人。何でも屋では務まるわけがない。それほど新コロナ感染症は政府にとって軽いものだろうか。FAXの使用を禁止するだけで効果があるデジタル庁を発足させているが・・・。肝心の・・・。
しかし、そうした結果、人-人の接触は増加し続け、新コロナ感染者が急増し、爆発的な増加の兆しさえ見せている。
11月19日には各地で100人超え、200人超えが多発し、東京では500人超え、大阪でも300人超えとなった。
しかし、政府も都庁もWITH-CORONA作戦、政府は「マスクをして食事をしましょう」と呼びかけるくらいしかしない。
一番怖れられている高齢者施設での集団感染、感染増でこうした施設にウイルスが徐々に近づき、忍び込み、11月には各地でそうした事例も多くなってきた。それでも厚労省は介護施設の面会を緩和したままでもある。
次第に重症者も死者も増加傾向を速めている。今日の増加の重症者や死亡者の結果は3週間後から出てくる。
せめて、経済回復の各種施策と並行的に感染検査数を最大化させるべきだったが、政府にも自治体にもまったくその気配はなく、現在は感染者の増加に起因して、クリニックを訪れた人の検査増や濃厚接触者の増加による検査数が増加しているに過ぎない。
まだ、感染が急拡大していない地域にあっても、感染者の接触者まで検査を最大化させなければ止められない。
季節は、ウイルスが長寿命化する低温、接触感染まで生じる度合いが大きくなる。微細飛まつが空中をさまよう時間が長期化する乾燥の秋、インフルエンザウイルス同様、冬はさらに深刻となる。
スクロール→
日本 新コロナ感染状況 |
||||
2020年 |
月間 |
累計 |
日平均 |
月感染死 |
1月 |
12 |
12 |
0 |
0 |
2月 |
244 |
256 |
0 |
11 |
3月 |
1,978 |
2,234 |
64 |
322 |
4月 |
12,187 |
14,421 |
406 |
124 |
5月 |
2,477 |
16,898 |
80 |
441 |
6月 |
1,865 |
18,763 |
62 |
76 |
7月 |
17,651 |
36,414 |
569 |
39 |
8月 |
32,130 |
68,544 |
1,036 |
287 |
9月 |
15,194 |
83,738 |
506 |
275 |
10月 |
17,744 |
101,482 |
572 |
195 |
11/19日迄 |
24,450 |
125,932 |
1,287 |
184 |
累計 |
125,932 |
|
|
1,954 |
直近7日間平均 |
1,731 |
|
スクロール→
最近の週別感染者数 |
||
週推移 |
週感染者数 |
日平均 |
10/31までの週 |
4,739 |
677 |
11/7までの週 |
6,113 |
873 |
11/14までの週 |
9,661 |
1,380 |
11/19まで |
8,678 |
1,736 |