サムスン李在鎔副会長 虫垂炎で倒れ緊急手術 拘置所から緊急移送
李在鎔サムスン電子副会長は20日未明まで虫垂炎により緊急手術を受けた。現在、サムスンソウル病院で安定をとっている。
副会長は合併症の懸念などで約2週間の治療を受けなければならない状況であるという。
東亜日報が20日報じたところでは、副会長は19日の午後9時頃、ソウル拘置所で重度の痛みを訴えて法務部指定病院である京畿道坪村翰林の「聖心病院」に運ばれた。
一般虫垂炎とは異なり、虫垂の炎症が進み、既に腹膜に拡散した状態と聖心病院の医療スタッフが判断、状態が深刻であると判断して午後11時頃、医療設備が充実しているサムスンソウル病院に緊急移送した。その後20日未明まで緊急手術が行われた。
虫垂炎は、右脇腹に激しい痛みを誘発する。盲腸の端部である虫垂に、何らかの原因で虫垂内部で細菌が増殖し炎症を起こした状態。炎症が進行すると虫垂は壊死を起こして穿孔し、膿汁や腸液が腹腔内へ流れ出して腹膜炎を起こし、敗血症により死に至ることもある。
副会長は夜明けまで緊急手術を受け、その後、安定をとっているという。
医療スタッフによると、約2週間以上入院を勧告したという。
これにより、3月25日に予定さサムスンバイオロジックス関連公判は延期される可能性もある。
以上、
サムスン電子の承継問題のすべては李健煕会長が絵を描き、専門のスタッフたちを動かしていたものとみられる(2015年9月のサムスン物産と第一毛織の合併、およびそれに至る数々の準備処理)。ところが、2014年5月に李健煕会長が心筋梗塞で倒れ、その采配を副会長がやらざるを得なくなり、スタッフたちも慌て用意周到に行うこともなく、その後、何もかもボロが出てきたものと推量される。
サムスン副会長は現在檻の中、まだ許可も受けていないため檻の中で業務に対応することもできない。4月には故会長の相続税1.3兆円の支払いも控えている。
また、サムスンバイオロジックス粉飾決算問題では、サムスン物産と第一毛織の合併比率問題にも関係し、さらに投獄される可能性もある。
そうした中、今回、虫垂炎で倒れた。
文政権が積弊清算によりエリオットにお墨付きを与えたサムスン物産と第一毛織の合併比率問題、サムスン一族×国民年金(筆頭株主)の癒着と断定した韓国政府と裁判所、エリオットから800億円以上の請求訴訟を起こされており、韓国政府は完全に負けることになる。
この資金を韓国政府が支払えば、サムスンに対する国民の風当たりは強くなる。数千億円とされる故李健煕会長の美術コレクション(モネの睡蓮等)の処理の仕方も気になる(相続税支払い対策で、売却するか、担保に借り入れるか、国に買い取ってもらうか、寄付するか)。
文在寅大統領も就任当初は、副会長を広告塔に利用しまくっていたが、最近は文在寅氏自身が国際社会から孤立し、利用することもなくなり、関係は疎遠、李在鎔副会長は文氏から梯子をはずされた状態で実刑判決を受け収監されている。
韓国ナンバー1企業の総帥、檻の中では虫垂にばい菌も入ってしまおう。
真面目すぎる性格がサムスンの負を全身に受けているようだ。
合併問題
サムスン物産合併問題(2) 韓国高裁の判決文
http://n-seikei.jp/2016/11/post-40908.html
サムスン物産と第一毛織の合併経過と問題点 サムスン財閥最大の危機 崔順実事件
http://n-seikei.jp/2016/12/post-41631.html
サムスン物産合併比率とサムスンバイオロジクスの粉飾
http://n-seikei.jp/2018/12/samsung-1.html