アイコン 車両用半導体不足に拍車 ルネサス工場火災 日立系はボロボロか


半導体大手ルネサスエレクトロニクスは19日午前3時ころ、傘下の茨城県ひたちなか市のルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング(株)那珂工場N3棟1階で火災があったと発表した。火災は5時間半後の午前8時半ころに鎮火した。
当火災で、自動車向けなどの半導体をつくる生産ラインに被害が出ており、一部で稼働を止めている。

操業停止が長引けば、自動車向け半導体の世界的な供給不足に拍車をかける恐れがある。同社によると、2棟ある生産棟のうち主力の生産ラインがある建物の1階で19日午前2時47分ごろに出火。消防などが出動し、午前8時12分ごろに鎮火を確認した。

火災のあった生産棟では、ほかの階も含めて火災発生から稼働を止めている。
「復旧の見通しは不明」(広報)だとしている。
もう一つの生産棟のN2棟(200㎜ライン)とWT棟(ウェハテスト工程)は稼働中であり、製品出荷を継続中という。

火災があった生産棟は、同社で最先端の半導体をつくっている。生産能力も最大規模。

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自動車向けの半導体が世界的に不足していることを受けて、海外の台湾積体電路製造(TSMC)などに委託していた半導体の一部を自社生産に切り替え、その分の製造も担っていた。
生産再開まで時間がかかれば、半導体不足の影響を受けている自動車の生産にさらなる打撃となる恐れがある。
20日、同社は自動車の電子制御などに使う半導体「マイコン」などを生産しているクリーンルームの5%(約600平方メートル)、300㎜ライン、11台の製造装置が損傷したと発表した。
復旧には最低1ヶ月かかるとしている。
以上、

旧日立系・現日立系の自動車関連企業は何かボロボロのようだ。
御払いが必要ではないのだろうか。
儲からないことから安全性へのコストを削減しているのか、儲かっている韓国勢の半導体工場で火災は聞いたことがない。
一時停止でも膨大な損害を出す半導体工場、そのため、一時停止さえなくなるように設計し、安全対策設備を導入している韓国の半導体勢。
サラリーマン経営者による目先利益しか追い求めず、それでいて儲けることもできない今の日本の製造業、made in Japanはすでに幻想に過ぎないのかもしれない。

これまで自動車用半導体不足問題から、欧州は域内生産に強化すると発表しており、米国も国産重視策をとっている。半導体不足は米国による中国制裁=SMIC制裁も影響しているが、発火点は旭化成、今回のルネサスの火災によりさらに日本の半導体問題が大きくなっている。

2020年10月、旭化成の車載用半導体工場の大火災
世界中の自動車製造工場が操業停止へ
自動車メーカーがほかの半導体も買占めに走り、車載用半導体全般が不足状態
2020年2日、米寒波で半導体工場が操業停止に追い込まれ、さらに半導体不足に陥る。
2020年3月19日、自動車向けパワー半導体を造るルネサスの火災。

 


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[ 2021年3月22日 ]

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