アイコン 台湾・花蓮で震度6弱の地震、給水制限各地に広がる 台風2号の進路は


台湾交通部中央気象局によると18日午後10時11分ごろ、台湾東部・花蓮県(太平洋岸中部)を震源(花蓮市から内陸部へ20キロ地点が震源地)とするM5.8の地震があり、その3分後の同時14分にはM6.2の地震があった。

2度目の地震では、同県で最大震度6弱を観測した。震源の深さは13.9キロで、台北市でも震度3を観測した。なお、被害についてはまだ報道されていない。

台湾政府は16日、桃園で実施している夜間の減圧給水を同日から昼夜問わず実施することを決定した。降水量が極端に少なく、梅雨時の降雨も見通しが立っていないためで、23日からは新竹、台南、高雄の工業用水の節水率を引き上げることも決めた。

台湾で深刻な水不足が続く中、有力経済団体の中華民国全国工業総会(工総)の王文淵理事長は15日、「節水を推進するだけではなく、工業用水を合理的に配分すべき」との考えを示した。台湾の工業分野の水使用量が全体の1割に満たないことを根拠に挙げた。

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この水不足に、ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は5月にも、台湾化学大手の奇美実業から水道水を調達する契約を結ぶ見通しで、再生水と水道水の使用枠を交換する。同様の契約は台湾で初めて。深刻な水不足が続く中、企業の再生水使用を促す。TSMCは水不足のため、一部、タンクローリーで水を調達している。TSMCの本社は節水率引き上げの新竹市にある。

台風2号は900hPaと猛烈な勢力、現在フィリピンの一部を暴風域に巻き込みながらフィリピン東の海上にあるが、今後、北北西に進路を取り、その後北東へ進むと予想されている。台湾にとって恵みの雨をもたらすと見られたが大きく離れた進路が予想されている。

今年の台湾の渇水は、昨年これまで記録なしの一度も台風が上陸せず、山間部に雨が少なかったことが原因とされている。

以上、

[ 2021年4月19日 ]

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