＜業態別概況＞
＜ファーストフード業態＞
•FFは、持ち帰り需要で堅調を維持する洋風が牽引し、全体売上は１０３．９％、前々年比では９６．５％だった。

•「洋風」は引き続きテイクアウトなど巣ごもり需要が堅調、売上１０９．１％（前々年比では107.9％）となり、一昨年の売上をも上回った。

「和風」は、持ち帰りとともに新メニュー展開が寄与したものの、店内飲食は影響を受け売上は９７．４％、前々年比では９０．３％だった。

「麺類」は、ランチのテイクアウトが堅調なところもあったが、ラーメンなどでは夜の営業短縮の影響が大きく、９２．７％で前々年比では７５．２％だった。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「回転寿司」が雛祭りや卒業等の、家庭の慶事需要を取り込みテイクアウト好調、また店内飲食需要に回復が見られ、売上は１０９．４％、前々年比では９７．５％だった。

「その他」は、「アイスクリーム」などで電子決済還元キャンペーン等が奏功したものの、営業時間の短縮により、売上は前年比９４．１％で前々年比では８５．１％だった。

＜ファミリーレストラン業態＞
•FRは、宣言解除後も営業時間の制限が続いた影響で、コロナ禍で大きく減少した前年にも及ばず、売上高は前年比９０．３％で前々年比では７０．４％。

•「洋風」、「和風」ともに、宣言解除後のランチや週末にやや回復が見られたものの、ディナーの戻りが悪く、売上は、
「洋風」は８７．９％で前々年比では６５．５％、
「和風」は９２．４％で前々年比では６７．１％。
「中華」はテイクアウトが引き続き貢献し９５．６％で前々年比では８５．０％。
「焼肉」は夜間営業時間の短縮が続き、売上９０．３％で前々年比では８１．３％。

＜パブ・居酒屋業態＞
•飲酒業態は、夜の酒類提供時間の短縮が続き、対前年比マイナスの売上が続いている。休業している店舗もあり、
「パブ・ビアホール」は売上６８．２%で前々年比では３０．３％、
「居酒屋」は売上高は５７．９％で前々年比では３２．８％だった。
時短要請の継続で業態全体の落ち込みは厳しい。

＜ディナーレストラン業態＞
•前年は、宴会需要が大きく減少したことに加え、立地する百貨店の休業等で売上は大きく減少した。
今月は、営業時間短縮の中でも営業できたこと、宣言解除後に短縮時間が緩和されたことで集客が回復し、売上は前年比１０１．１％となったが、前々年比では６１．８％と比べると依然厳しい状況となっている。

＜喫茶業態＞
•地方を中心に徐々に客足回復の傾向がみられるようになったが、都市部ビジネス街などの戻りが遅く、売上は９３．４％で前々年比では７０．９％と都厳しい状態が続いている。
以上、

新コロナという疫病に対して、鳥インフルエンザに見られるような短期決戦による徹底した防疫対策を採らなかった日本國政府にあり、当然疫病は蔓延し、規制と規制解除の繰り返し、結果、消費の内需経済を破却へ向かわせている。それもこれが経済優先の結果だという。一つも経済優先になっていないことすらわかっていない。
４月は感染拡大、まん防措置、そして２５日、書き入れ時のゴールデンウィークを宣言規制したまま１１日まで宣言は続き、先行きも見えてこない。
ワクチンにより新コロナが収束する１１月ころまで生命維持装置(=借金)で生き残るしか飲食店業界の方策はないようだ。