アイコン 2月の外食産業は前年同月比▲22.3%減


日本フードサービス協会によると、2月の外食産業は前年同月の▲22.3%減と昨年4月からマイナスが続いており、悲鳴をあげる数値となっている。

2月は政府が1都3県に再発令した「緊急事態宣言」の期間が延長され、自治体の要請により飲食の店内営業は20時まで、酒類は19時までの提供が続き、客足が戻る兆しはあったものの、伸び悩んだ。

新コロナ下の外食事業はもはや営業日数・休祝日数の比較では語れないほど厳しい状況下にあり、外食全体の売上は前年同月比で▲22.3%減の77.7%と、今年1月よりもさらに落ち込んでいる。

特に飲酒業態にとって酒類提供の時間短縮は致命的で、「パブ・居酒屋」の売上は対前年比▲70.7%減の29.3%となった。

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業態別概況
<ファーストフード業態>

•FFは、洋風の巣ごもり需要に引き続き堅固さがみられたが、電子決済アプリとのコラボキャンペーン等で好調だった前年には及ばず、全体売上は91.3%となった。

•「洋風」は、宣言継続下でドライブスルーやデリバリーの需要が堅調、まとめ買いにより客単価114.4%、売上101.5%となった。

「和風」は、テイクアウトが堅調だったものの、営業時間短縮の打撃が大きく売上83.4%。

「麺類」も、同様にコロナの影響下で売上は71.1%。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、20時以降のテイクアウト需要が顕著に増加したものの、「回転寿司」等の店内飲食が振るわず売上は95.7%。

「その他」は、「アイスクリーム」が緊急事態宣言期間の延長で大規模商業施設での客足が振るわず、売上82.5%となった。

<ファミリーレストラン業態>
FRは、コロナ禍で取り組み始めたテイクアウトが伸びているものの、引き続き営業時間・酒類提供時間の短縮を強いられ、全体の売上は67.6%となった。
2月後半から客足がやや持ち直すかに見えたが、時短営業の延長で売上は
「洋風」は66.6%、
「和風」は62.9%
「中華」は店外売上への注力が奏功し85.2%。
「焼肉」は宣言期間延長の中、休業した店舗もあり売上62.8%。

<<パブ・居酒屋業態>>
<飲酒業態>

酒類提供時間の制限下で休業を続ける店舗も多く、
「パブ・ビアホール」は売上24.1%、
「居酒屋」は売上30.5%。
駅前など繁華街立地の店舗は特に苦戦が続いている。

<ディナーレストラン業態>
2月後半は週末を中心に客足がやや戻る店舗もあったが、営業時間短縮の影響は甚大で売上は53.7%。

<喫茶業態>
2月後半にかけて少しずつ客足回復の兆しはあるものの、外出自粛や在宅勤務が継続する中で回復は限定的、売上は67.4%となった。

菅さんが決断を間違えば、経済はこんなになるという見本だろう。菅さんをコントロールしている経済担当役人は誰かということになる。打首獄門の刑は今はない。ただし、島流しの流刑は左遷という形で今でもある。

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[ 2021年3月25日 ]

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