アイコン 福島・いわき市の「堺化学工業 湯本工場」で爆発 4人負傷


11日午前7時45分ころ、福島県いわき市常磐岩ヶ岡町にある上場の化学メーカー「堺化学工業 湯本工場」工場で爆発があり、消防によると、けが人が少なくとも4人いるという。現在も消火活動が進められており、警察と消防が詳しい状況を調べている。

4人のうち2人は意識があるが、ほかの2人の状況はわかっていないという。

この工場では、化粧品の原料となる亜鉛の粉末などを製造しているという。

工場近くにある会社によると、爆発音が2回したという。

爆発があった工場から北東に約200メートルのところにある企業、「東洋システム」では社員の多くを自宅待機させる対応をとっている。同社の社員によると「地震のような揺れとともに爆発が起きたと聞いている。煙は臭いが強く、有害物質が出ているのではないか不安だ」としている。

以上、報道参照

スポンサーリンク

亜鉛は酸化被膜により一般的には安定化しているが、金属粉末は急速な酸化により発火爆発する危険性がある。そのため発火源からの隔離、静電気の蓄積防止対策が必要。

亜鉛はアルミ同様両性金属であるため、酸だけではなくアルカリにも反応して、可燃性の水素ガスを発生させるという危険な性質を持っている。その水素ガスに引火したり、粉塵爆発を起こすことがある。

堺化学は1918年創立で亜鉛からスタート。酸化チタン大手で電子材料や風邪薬「改源」含む薬品等も展開する東証一部企業。亜鉛の取り扱いには熟知しているはずだが・・・・。

[ 2021年5月11日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧