アイコン 4月の首都圏マンション販売状況/不動産経済研究所


不動産経済研究所は4月の分譲マンションの発売状況を次のように調査報告した。
なお、昨年4月の比較では、昨年は4月7日から新コロナの宣言期間中となっており、それを勘案して見ることも必要。

ポイント
◎発売2,089戸、最初の緊急事態宣言中の前年同月から204.5%増。
◎4月としては3年ぶりの2,000戸台。契約率も73.6%と好調。
◎平均価格は7,764万円と大幅上昇。超高層など都心高級物件がけん引。

1、発売戸数は2,089戸、対前年同月の686戸より1,403戸増、204.5%増、対前月の3,103戸より▲32.7%減。

2、初月契約率(発売日から1ヶ月以内)は73.6%、
前年同月比▲5.3ポイントダウン、前月比では同値(±0ポイント)。
2021年3月73.6%、2月76.0%。

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3、平均価格・m2単価
戸当り平均価格は7,764万円、1m2当り単価は112.5万円。
前年同月比では平均価格は1,548万円上昇、24.9%アップ、m2単価は10.5万円上昇、10.3%アップ。
前年同月比では平均価格が2ヶ月連続アップ、m2単価は5ヶ月ぶりのアップ。
(都区部の比率が高くなれば上昇、タワマンの比率が高ければこれまた上昇、建設費の上昇でも上昇する)

4、販売在庫数は7,017戸、
前月末比340戸の減少(2021年3月末7,357戸、2020年4月末7,795戸)。

5、超高層物件
4月の超高層物件(20階以上)は15物件・前年比182.1%増の440戸、契約率は76.4%。(前年同月は2物件156戸、契約率93.6%だった)

6、地域別発売戸数とシェア
東京23区1,068戸(シェア51.1%)、
東京都下280戸(同13.4%)、
神奈川県424戸(同20.3%)、
埼玉県137戸(同6.6%)、
千葉県180戸(同8.6%)。
東京都のシェアは64.5%。

7、地域別平均価格・m2単価
東京23区10,180万円、149.7万円(43.0%アップ、29.5%アップ)、
都下5,815万円、81.7万円(47.2%アップ、20.8%アップ)、
神奈川県5,145万円、75.1万円(7.7%アップ、▲13.6%ダウン)、
埼玉県5,225万円、77.7万円(▲3.3%ダウン、▲2.6%ダウン)、
千葉県4,558万円、61.6万円(4.5%アップ、7.1%アップ)。

8、5来月の発売戸数予測
5月の発売戸数は2,500戸程度の見込み
2020年5月393戸、2019年5月2,206戸、2018年5月2,462戸。
以上、

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[ 2021年5月21日 ]

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