アイコン 続、光州市の解体中のビル倒壊事故


韓国南西部の光州市東区鶴洞4区で、再開発のため撤去中だった5階建ビルが崩壊し、往復6車線の道路脇の停留所に停車していた54番市内バスを襲い、9人が死亡・8人が重傷を負う事故が発生した。
一帯は、老朽化住宅団地などの再開発事業が進められ、5階建のビル撤去工事中の現場だった。
道路は交通量も多く、崩壊現場のすくそばにバス停留所があり、バスが乗降のため停車した途端にビルが倒壊、バスを一瞬にして飲み込んだ。
時間帯からして被害にあった乗客は高齢者が主だった。

現地の住宅再開発整備事業の施工会社であるHDC現代産再開発の鄭夢奎会長は10日、光州市を訪れ、犠牲者や遺族、負傷者に謝罪した。一次下請けではなく、二次下請けが実施工事をしていたのではとの噂については否定した。

今回の解体現場のビル倒壊による事故に、文大統領まで「同じようなことが繰り返されている徹底して原因を調べよ」と指示している。

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現場にバス停がなければ道路側から解体したであろうが、バス停があるため反対側から解体を進めたものの、道路側の構造物の上層部をそのまま残していたため、道路側だけ薄っぺらになった構造物がバランスを崩し、道路側に倒れたものと見られる。

単に解体の方法が問題だけのようだ。昔の建物、鉄筋なども適切に入っていなかったかもしれない。崩壊後の現場にはゴロゴロした塊がいくらでもあり、レンガ造りの建物の崩壊現場のようになっていた。建築当時は今のように厳格な建築法もなかったろう。

現代産業開発を核にしたHDC財閥グループは、現代財閥から独立した財閥だが鄭血統。会長の鄭夢奎氏は大韓サッカー協会の代表、先般はアシアナ航空を買収する計画を発表していたが、新コロナの影響もあり、結果、買収できなかった。

↓崩れかかっているビルの瞬間、乗用車前方の左のバスは通り過ぎ大丈夫だったが、右側のバスが倒壊に巻き込まれた。乗用車も急停止して無事だった。


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[ 2021年6月11日 ]

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