アイコン 上半期の首都圏の分譲マンション販売 77.%の大幅増 昨年の反動も


不動産経済研究所が19日に発表した首都圏の分譲マンションの1月から6月までの上半期の販売状況は次のとおりになっている。

Ⅰ、発売は昨年の新コロナの影響から前年同期比77.3%増の1万3,277戸となった。上期の増加は3年ぶり。
Ⅱ、初月契約率は72.5%、2015年以来6年ぶりの70%台乗せ。
Ⅲ、平均価格は6,414万円、㎡単価96.2万円。いずれも9年ぶりに下落。
Ⅳ、下半期の供給は1万9,000戸、2021年通年では約3.2万戸に。

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1、発売戸数
発売1万3,277戸、前年同月の7489戸比で5,788戸増、77.3%の大幅増となった。
・エリア別の内訳は、
東京23区5,816戸(シェア43.8%)、
東京都下963戸(同7.3%)、
神奈川県3,566戸(同26.9%)、
埼玉県1,303戸(同9.8%)、
千葉県1,629戸(同12.3%)。

2、契約率
初月契約率(販売開始から1ヶ月間)は72.5%、前年同期k68.3%より4.2ポイントアップ。上期としては6年ぶりの70%台となった。
・エリア別では、
東京23区72.8%(前年同期比7.7Pアップ)、
東京都下69.5%(同5.0Pアップ)、
神奈川県71.2%(同▲1.8Pダウン)、
埼玉県68.7%(同9.7Pアップ)、
千葉県75.1%(同▲4.1Pダウン)。

・累積契約率は85.4%、前年同期の76.1%と比べると9.3Pの大幅アップ。

3、平均価格・㎡単価
・戸当り平均価格は6,414万円、1㎡当り単価は96.2万円。
・前年同期比では平均価格は▲257万円安、▲3.9%ダウン、㎡単価は6.9万円安の6.7%ダウン。
・上期としては平均価格、㎡単価ともに2012年以来9年ぶりのダウン。

・エリア別では、
東京23区は前年同月比▲1.8%安の8,041万円、▲3.9%安の127.3万円、
東京都下は▲1.1%安の5,388万円、▲3.2%安の78.5万円、
神奈川県は5.5%上昇の5,438万円、▲0.1安の78.1万円、
埼玉県は0.1%上昇の4,932万円、▲1.8%安の71.6万円、
千葉県は▲2.2%安の4,535万円、0.2%上昇の63.4万円。

4.販売在庫数
在庫数は6,395戸、2020年6月末の7,387比で▲994戸の減少している。

5、2021年上半期の特徴
(1)上半期としては、2018年以来3年ぶりの増加。1万3,000戸台となるのは2019年(1万3,436戸)以来。
(2)昨年4月の最初の緊急事態宣言中に供給が大きく落ち込んだ前年上期からの反動で全エリアが大幅に増加した。
(3)初月契約率は72.5%、2015年ノ76.1以来6年ぶりの70%台乗せとなった。
(4)価格は23区のシェアダウンでグロス、単価ともに2012年以来9年ぶりのダウン。

6、今後の供給について
(1)下半期(7~12月)の供給見込みは1万9,000戸。前年同期の1万9,739)比では▲3.7%減。
(1)年間供給戸数は約3.2万戸。2020年の2万7,228戸と比べ17.5%の大幅増加が予想される。増加は22年ぶりの3万戸台になる。

[ 2021年7月19日 ]

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