タイ南部の海底パイプラインからの原油流出 ビーチ油汚染
タイ南部ラヨーン県沖で1月25日発生した海底パイプラインから原油が流出する事故、海軍などが海岸に漂着した原油の除去作業を行っている。
作業には1ヶ月以上かかる可能性もあり、同県のメーラムプンビーチと周辺地域は観光業に依存しており、新コロナ惨禍で打撃を受けた周辺のホテルやレストランに「とどめを刺す」との懸念の声が上がっている。
ラヨーン沖約20キロにある石油精製会社スター・ペトロリアム・リファイニング(Star Petroleum Refining)の海底パイプラインで1月25日夜、原油少なくとも60トンが流出した。
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メーラムプンビーチには、首都バンコクから南東へ車で約2時間半に所在、28日夜から原油が漂着し始め、翌日午後から除去作業が進められた。
28日の衛星写真では、47平方キロの範囲が汚染されているのが分かる。
ラヨーン県では、2013年にもパイプラインから原油が流出する事故が発生していた。今回も、大規模リゾート施設があり、海洋国立公園にも指定されている南国の楽園サメット島への影響が懸念されている。
[ 2022年1月31日 ]
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