アイコン 熱海土石流 静岡県の開発認可が最大の原因

静岡県は土木工学が専門の副知事(国交省OB)だろうが、その知見が行政に生かされない限りに何の意味も持たない。
熱海の土石流は人災か、天災かと仕切りに報道されている。
当然、いつもの想定外の大雨が降ったための天災だとしてもなにも不思議ではない。

しかし、その土石流の発端が、所有者が盛土した部分の崩落によるものだったら問題は別だ。
その盛土は、谷間の建設残土による埋め立て許可を出したのは行政、その行政は建設廃材が盛土に混入していることがわかり、排除を命じた。所有者は取り除いたというが、行政がどこまで取り除いたのか確認のしようもなかろう。
行政は、10万㎥が下流域に崩落・土石流になったとし、うち5万㎥は盛土だと指摘している。埋立許可は3.5万㎥だったが、違法にも1.5万㎥も多く埋め立てられていたとしている。また、埋めたいの高さも15メートルとされていたがそれ以上になっていたという。

 

問題は3つ。
1、「水の道」を盛土で遮断
昔からの住民が指摘している「谷間はもともと水の道だ。埋め立ては危険だと思っていた」と述べたことだろう。埋め立て許可が出ている以上、第3者が問題提起するにはお上を相手に裁判するしかない。お上は一度決定したことは誰がなんと言おうと梃子でも動かさないのが官僚主義の最たるもの。
当然、木材などが埋め立てられていたら腐り、空洞状になり、水を溜め込み、土質を軟化させ、水の道ならばなおさら、水の圧力が盛土にかかることなる。

問題の谷間は標高700m以上ある岩戸山の中腹に位置し、水の通り道になっていたことは疑いようもなく、それを盛土で遮断したことに今回の直接的な原因があろうか。

2、ソーラー発電所
山々の小さな稜線を見れば、ソーラー発電所の山から問題の谷間に沿って流れる水の道が想定される。山斜面にソーラー発電所が開発されたことで山の保水力はさらに損なわれ、問題の谷間に小川の水となり、地下水となり、大量に谷間や下流域に押し寄せた可能性が高い。
また、谷間のすぐ上は団地となっている。ここでも保水力は当然落ち、水の道次第では谷間へ地下水の圧力を強めた可能性もある。
当然、ソーラー発電所の開発認可も静岡県だ。

3、地層の問題、
3年前の広島の大災害も、地質問題はわかっていながら住宅団地の開発を進めさせた行政(開発許可)が問われるものとなっている。一般国民が開発された団地の地質など知る由もなく、行政が開発させて地層や土質も含め安全かどうか審査するのは当然のことだろう。

熱海一帯は、昔から温泉が出て発展してきた町、しかし、山や丘陵地からすぐ海に至る扇状地で、平野部は埋立地を除けばほとんどなく、町の住居部分も丘陵地となっている。
地質は富士山などの噴火に伴う火山灰や火山礫の地層が表面を覆い、水はけがよすぎ、地下水の水の道は数多く形成されている。過去、近隣の丹那トンネル工事における地下水の大噴出により多くの犠牲者が出ていたことでも知られよう。

業者は一帯35万坪を開発中であり、開発や埋立でZEN-HD(メガソーラー)や自由同和会の名前も出てきており、かなりきな臭くなってきている。盛土した部分の現在の所有者もZEN-HD関係者だとされている。

↓AP通信の写真
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[ 2021年7月 8日 ]

 

 

 


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