アイコン 京大発FLOSFIA 次世代酸化ガリウムパワー半導体実用化へ一歩 試作品完成さす


京都大学発スタートアップのFLOSFIA(京都市)は、電気機器で電力を変換・制御するのに欠かせないパワー半導体の革新に挑む。材料をシリコンから「酸化ガリウム」に代え、電力損失を大幅に減らす試作品を完成させた。
製造プロセスや成膜に関する特許は250件以上保有している。
ダイキンやデンソーなど大手企業の出資や提携も相次ぎ、量産に向けた準備を進める。伯東と協栄産業が正規代理店を務めている。
パワー半導体は自動車や産業機器、家電などに幅広く搭載され、電気機器の「筋肉」ともいわれている。
以上、

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出資者
同社には、デンソー、三菱重工業、三井金属SBIファンド、未来創生ファンド(トヨタや三井住友銀行などの出資ファンド)、EightRoadsファンド、JSR、合同会社MHIイノベーション推進研究所、(株)フジミインコーポレーテッド、フューチャーベンチャーキャピタルが運営するフェニックス投資事業有限責任組合、京銀リースキャピタル、(京大)イノベーション京都2016投資事業有限責任組合、日本政策投資銀行、しがぎん地方創生SDファンド投資事業有限責任組合、ダイキン工業、三洋化成工業などが出資市、これまでに50億円あまりの出資金を受けている。

2016年、FLOSFIAは京都大学・藤田静雄教授、金子健太郎助教と共同で、世界で初めて、コランダム構造酸化ガリウム(α-Ga2O3)を用いた、電界効果型トランジスタ(MOSFET)のノーマリーオフ動作の実証に成功した。

2019年、パワー半導体「酸化ガリウム」で培った独自の半導体技術「ミストドライ®法」を用いて、セラミックス部品を作製することに成功した。

2019年、独自に開発を手掛ける新しい半導体「GaO®」(材料名α-Ga2O3:コランダム構造酸化ガリウム)を用いたノーマリーオフ動作するパワートランジスタ(MOSFET)において、先行する市販SiCの特性を大幅に超えるチャネル移動度72cm2/Vsを実現した。

2021年、小型・薄型・低電力損失で金型レスの新型パワーモジュールの開発を完了したことを発表した。


スクロール→

会社名

株式会社FLOSFIA(フロスフィア)

本社地

京都市西京区御陵大原129

代表者

代表取締役社長 人羅俊実

設立

2011年3月.

業種

酸化ガリウム半導体の開発研究

 

[ 2022年2月15日 ]

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