どこまで上がるウクライナ相場
戦争になれば変わらぬ資産として金が高騰するのは金が機軸通貨だった頃からの慣わし、ウクライナ問題は、金の三大産出国のロシア問題に加え、投機家の資金の逃避口として金が買われ高騰してきている。日本では円安も加わり、史上最高値になったと報じられている。
ウクライナは欧州向け小麦の一大産地、天然ガスもロシアから欧州へパイプラインで輸出されており、ロシアに追随し強硬派のベラルーシを経由しておりパイプラインが止まることを前提に高騰し、その代賛エネルギーとして原油も高騰している。イタリアは石炭火力も原発もほとんどなく、すでにEUに泣きついている。
ダウは新コロナからの経済回復により博打相場となっているが36,000ドル台を超えられずにいる。戦争になればドルが買われるのも習慣となっている。米軍需企業の株価が高騰することになる。
ビットコインは投機家の金余りのハケ口の博打相場で行ったり来たり。狼少年イーロン・マスクの神通力も数を撃ち過ぎ効かなくなっている。自由放任の米日韓など除く各国の規制強化や東側で禁止に向かうマイニング問題も抱えている。
米国ではCO2問題どころか、シェールガスの生産を2019年当時に回復させない多くの共和党支持の掘削リグ会社により、オイルも含め高騰させ、米国の火力発電所の多くが熱源を天然ガスから石炭に切り替えCO2を以前にも増して排出させている。
スクロール→
ウクライナ問題による博打相場① |
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金 |
小麦 |
原油 |
天然ガス |
BTC |
NYダウ |
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t.oz/$ |
Bu/$ |
WTI/$ |
MMBtu/$ |
ドル |
ドル |
19年12月 |
1,515 |
548.9 |
61 |
3.305 |
7,246 |
28,167 |
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21年9月 |
1,757 |
725.8 |
75 |
5.854 |
43,815 |
33,843 |
21年10月 |
1,784 |
773.5 |
81 |
5.444 |
61,294 |
35,819 |
21年11月 |
1,775 |
771.7 |
66 |
4.518 |
56,869 |
34,483 |
21年12月 |
1,828 |
772.3 |
74 |
3.375 |
46,203 |
36,338 |
22年1月 |
1,797 |
761.6 |
88 |
4.785 |
38,469 |
35,131 |
2月21日 |
1,898 |
809.7 |
90 |
4.681 |
39,186 |
34,079 |
・2月21日は日本時間の午前の相場。 |
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・日本価格は物流経費除き、円安10%が加算される。先物相場一覧 |