アイコン 2022(寅)長崎県知事選挙を振り返って!(総括)その3


大石

戦う相手が違う

 

きのうも書いたが、今回の知事選は中村ほうどう候補VS大石けんご候補という単純な構図ではなかった。
中村ほうどう候補の真の敵は大石こんご候補でも、その背後にいた谷川弥一でも金子原二郎でもなかった。

中村ほうどう候補が戦っていたのはコロナ・オミクロン株による蔓延防止措置法・飲食店等に対する営業時間短縮要請だった。

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1、要請機関
①長崎市・佐世保市
当初(1月25日発表)令和4年1月21日(金曜日)から2月13日(日曜日)まで
延長(2月10日発表)令和4年2月14日(月曜日)から3月6日(日曜日)まで
②その他の市町
当初(1月25日発表)令和4年1月28日(金曜日)から2月13日(日曜日)まで
延長(2月10日発表)令和4年2月14日(金曜日)から3月6日(日曜日)まで

2,要請内容
2月21日(月曜日)以降は、「ながさきコロナ対策飲食店認証制度」の認証を受けている店舗(以下「認証店」)においては、「営業時間」や「酒類提供」を選択することができます。
認証店(2月21日から3月6日まで)

認証店と認証店でない店舗、この2年間のあまり長崎県民はコロナ禍に耐えてきた。そして一旦は終息しかけたコロナがオミクロン株として瞬く間に日本中に感染拡大の猛威を振るいだした。知事選が行われる2022年1月になってもオミクロン株の感染拡大は収まらず、政府も、それに合わせて長崎県も蔓延防止措置法を適用、不自由な時短営業に対して県民の不満や怒りは現職の中村ほうどう候補に向けられた。特に都市部、長崎市、中村候補58,688票、大石候補79,754票、佐世保市、中村候補36,436票の県、大石候補40629票、県民の怒りや不満はそのまま、長崎市で約2万1066票、佐世保市でも4193票の差として表れている。

長崎市と佐世保市と合わせた票だけで2万5259票も現職の中村ほうどう候補は、新人大石けんご候補に差を離されたのである。島原市、南島原市、諫早市、松浦市、対馬市、壱岐市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町では大石候補を大きく引き離していた中村候補だったが、都市部の若い世代の30代40代の蔓延防止措置に対する批判票として大石けんご候補に流れていたのである。
これは、2009年(平成21年)8月30日に行われた政権交代選挙の時に多くの国民は経済閉塞に対して熱病のように政権交代を叫び、強い風が吹き、自民党から民主党に政権交代した。今回の知事選は、まさにあの時の政権交代選挙に似たような風が吹いた選挙だといえる。
その後、日本国民が約3年数カ月続いた民主党政権を悪夢の民主党政権と呼んでいたことも忘れて、県政交代を熱望した。

大石シルエット

今回の知事選はまさにオミクロン株旋風による県政交代選挙だったのである。

精神科医の大石けんご候補はそこを徹底的に巧妙に突いて知事選を戦ってきた。
それが、明らかな公選挙法違反であろうと、形振り構わないアンフェアーな選挙戦と言われようと、オミクロン株と蔓延防止措置法の不満に便乗して、精神科医をコロナ専門医に仕立て上げて上手に選挙戦を戦っていたのである。
中村ほうどう候補は、まさに戦う相手が違ったのである。

大石のサムネイル画像

その4に続く
インターネット長崎奉行・遠山金四郎こと中山洋次

[ 2022年2月25日 ]
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