2022(寅)知事選・戦う相手が違う!
2月22日(火)の長崎新聞のトップの見出しに「戦う相手が違う」と一面に大きくあった。
たしかに、今回の知事選、中村ほうどう候補の戦う相手は大石けんご氏でもなければ、宮沢由彦氏でもなかった。
コロナウイルス、オミクロン株の急激な感染拡大との戦いだった。
まさに戦う相手が違ったのである。
1月4日、正月休み県外から帰省し、新型コロナウイルス感染が判明していた2人について、ゲノム解析でオミクロン株と確認されたと県は発表したが、それから1月4日から2月にかけての急激なオミクロン株拡大は、誰もが予想もしな緊急事態だった。
1月中旬頃、急激な市中感染が広まる中で中村県政は1月18日に開催した知事記者会見で、令和4年1月18日から県全体の感染段階は「レベル2‐Ⅱ」と発表し、令和4年1月19日に開催した知事記者会見のとおり、令和4年1月21日から令和4年2月13日まで、長崎市及び佐世保市を「まん延防止等重点措置区域」に指定した。
令和4年1月25日に開催した知事会見のとおり、令和4年1月26日から「まん延防止等重点措置区域」を県内全域に拡大し、飲食店は夜8時までの時短営業、酒類の提供は禁止、長崎県内に動揺が走った。
令和2年4月頃から日本での感染拡大がつづき、令和3年夏ごろから長崎県は穏やかにコロナも収束の方向に向かい、秋ごろから冬にかけて感染者数がゼロの日が続く日もあり、やっとコロナも落ち着いたかと思った矢先の1月中旬頃からの急激なオミクロン株の市中感染拡大に県民の間には恐怖と、諦めに似たやるせなさと厭忌の感が一気に広がった。そのやり場のない怒りの矛先は現職の中村ほうどう候補に向けられたのである。
2月3日、告示される知事選直前の世論調査では、既に中村知事の支持率は大きく下がり始めていた。
更に令和4年2月10日に開催した知事記者会見のとおり、令和4年3月6日まで「まん延防止等重点措置区域」を延長することを決定したことで、長崎県民の「まん延防止等重点措置区域」延長への不満や怒りは現職の中村ほうどう候補に全て向けられた。
そんな時、長崎県内のあちことに、こんな違法なチラシやらポスターやら幟やら
がベタベタと貼られたり、大量に頒布され始めた。
長崎新聞が言うように戦う相手が違ったのである。
中村ほうどう候補は異質な、今まで経験したこともない異様な相手と選挙を戦っていたのである。
インターネット長崎奉行・遠山金四郎