アイコン 隣国、山火事10姫でやっと鎮火 過去最大


隣国東部の「蔚珍・三陟の山火事と江原道江陵市・東海市の山火事の推定山林被害面積は2万4523ヘクタールに達する」と当局から12日発表された。
慶尚北道蔚珍郡から江原道三陟市にかけて発生した山火事など、隣国東部の日本海岸地域の山火事による山林被害面積が過去最大規模となった。
山林庁は13日、最後まで残っていた「蔚珍・三陟の山火事」は、今月4日に発生してから、10日目の13日午前に鎮火した発表した。

統計を取り始めた1986年以降の36年間で最大規模。これまで最大の被害は2000年に発生した同じ東海岸の山火事で2万3794ヘクタールだった。

山林当局は、蔚珍郡金剛松面召光里の国の指定保護林である金剛松群生地に迫り、一部焼失したものの鎮火に成功、召光里の北方・蔚珍郡と北の三陟市の境界地域にまたがる応峰山の鎮火に集中していた。

 

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蔚珍郡の山火事は山脈西の奉化郡の山への延焼も危惧されていたが、最近は強風も吹かず蔚珍郡内での鎮火に成功したようだ。

山林当局は、これまで最大80機以上のヘリコプターを投入して消火作業に当たってきた。しかし、最後に残った標高999メートルの応峰山では、煙で視界を遮り、地形も険しい山岳地帯、地上からの消火活動は困難、消火ヘリが主導しての鎮火となった。
山林庁は、まだ蔚珍では燻っているところもあり、完全鎮火には数日を要するとしている。そのため、完全鎮火まで、熱感知ドローンでの調査を行い、また20機のヘリも待機させるという。

<総被害>
今回の同時多発の山火事の被害は、
山林被害は3ヶ所合計で2万4,998ha、
内訳は①蔚珍郡が1万8,463ha/①三陟市が2,460ha/②江原道江陵市が1,900ha/②東海市が2,100ha/③寧越が75haとなっている。
建物被害は、
住宅319棟、農畜産施設139ヶ所、工場・倉庫154ヶ所、宗教施設など31ヶ所の計643ヶ所が焼失した。幸い人的な被害はなかった。

隣国の山火災は東部だけではない。
別途、大邱市達成郡でも先月26日から山火事が生じ、まだ延焼中。焼失面積は狭いものの、鎮火しては再び燃え上がりを繰り返しながら、隣接の山に火は移動している。過去、レーダーサイトがあり、完全に撤去されず残った地雷もあるという山、消火活動も困難に至っているという。

↓11日の応峰山の山火事(13日までに鎮火した)
0314_04.jpg

 

[ 2022年3月14日 ]

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