アイコン 広州市 市民1900万人のPCR検査実施 27人感染で・・・


中国広東省広州市は11日、新型コロナウイルス感染の急拡大を防ぐため、市外への移動制限や、学校授業のオンライン切り替えなどの対策を始めた。
感染者数は少ないが、上海市のように急増することを警戒しているとみられる。

中国メディアなどによると、広州市では8日からオミクロン株による新たな感染拡大が始まり、10日に新規感染者27人を確認。8日から全市民約1900万人を対象にしたPCR検査(プール方式)も始めた。

中国の場合、発症者を基準に発表し、ロックダウン等行う場合は無発症感染者数も開示するなど、広州市では実際どれほどの感染者が発生しているのかわからない。
まだ、外出は禁じていないが、不必要な市外への移動をしないよう要請。市外への移動には48時間以内のPCR検査陰性証明の提出を求めている。

中国国務院は6日、動的ゼロコロナ策は今後とも変わらないとし、「スピードが命」で、重点エリアにおいて、すべき検査はできるだけ検査し、隔離すべき人はできるだけ隔離し、治療が必要な人はできるだけ治療するという策を急ピッチで推進しなければならない」との見方を示した。また、大量に入院できる臨時病棟の設置を急ぐように各省や市に要請している。
今回の広州市の防疫対策はそれにのっとったものと見られる。

 

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先般ロックダウンしていた吉林省の当局は4月8日、感染者0宣言を発した。
なお、上海の感染者数は10日(11日発表値)の発症者数は914人、無発症感染者数は25,173人と8日に比し、無発症者数は増加している。
上海では地域によって少しずつ緩和しているというが、感染者の多い区によっては、ロックダウンが続くものと見られる。
10日の感染者は松江区と浦東新区が多い。ただ、浦東経済特区の外資系企業は平常どおり営業されているという。

国内でも経済的に人的交流が盛んな都市間での感染は防ぎようがないものと見られる。

オミクロン株=「BA1」種⇒1.1~1.3倍感染力が強い「BA2」種⇒さらに日本でもBA2種の1.1倍の「XE」種も登場している。

広州市には、広州ホンダ、広州トヨタがあり、日本企業の進出が多い市でもある。

 

[ 2022年4月12日 ]

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