これまで、発表以前に嘘のシナリオを書き、筋書き通りに発表してきた隣国、今回の逮捕劇ではどこまで真実なのかは雲の中。
前回報じた内容では、北の工作員が、最初に抱き込んだ仮想通貨取引所の男性社長に対して、「軍の将校クラスを抱き込みスパイさせろ」と指示、社長は仮想通貨で多額の損失を出していた２８歳将校を見出し、報酬を約束してスパイさせたという。
こちらの報道の方が流れからすると自然なようであるが・・・。

情報漏えいが事前に防がれたとしているが、実際は漏洩していた可能性が高く、軍専用の通信ラインに対して北がアクセスできる状態になっている可能性も否定できない。

別の現地報道では、
北のスパイは海外在住ですべてのやり取りはテレグラムで行っていたという。一度も会っていないという。これまでに大尉は「国防網陸軍ホームページ画面」や「陸軍保安守則」などを自分の使っていたスマートフォンのカメラで撮影し、テレグラムで伝送した疑いが持たれている。
KJCCSの実行およびログイン画面の動画など、軍事機密も数回にわたって工作員に渡したという。
仮想通貨社長は「ポイズンタブ」（Poison Tab）と呼ばれるUSBタイプのハッキング装置作りも始めていた。「ポイズンタブ」は、USBケーブルが付いている手のひらサイズの小型コンピューター、ハッキングプログラムが内臓され、セキュリティーソフトが入っているコンピューターでも、USBを差し込めばハッキングが始まり、わずか１～２分で各種の資料を盗み出すことができるという。製作中に逮捕されたという（隣国の報道でも報道機関によって内容が交錯している）

仮想通貨代表自身が北の工作員もしくは、南で工作員に仕立て上げられた細胞かもしれない。
仮想通過取引所の社長が北の工作員から報酬をもらった目的が定かではなく、貰った時期も大尉と接触する時期とはタイムラグがある。北工作員が事前に超高額を渡すとは考えられない。

「隣国軍統合指揮統制システム（KJCCS）」とは、
戦争や軍事訓練の際に陸・海・空軍や米軍などの間で機密情報をリアルタイムに共有し、地図など各種の視覚的情報を提供する統合指揮統制の情報システム。

以前、
国防部自身も膨大な軍事機密情報を北にハッキングされ、その中には米軍との共同作戦の機密情報も入っていたという。セキュリティ指数０の組織のようだ。米軍もおちおち寝ていられないだろう。

昨年は軍中枢でも使用していた監視カメラが中国製、検査の結果、ウイルスが入っていたとして数百台すべて交換する騒ぎとなっていた。監視カメラ大国の隣国にあり、わざわざ中国製を設置する軍隊、何を意図したものだろうか。
軍の設備担当局、いつもの賄賂付きだった可能性がないのだろうか・・・。・・・根は深いようだ。

特に文政権になり、政治・軍事にかかわれる数々の出来事はすべて大統領府が虚偽のシナリオを発表前に描き、筋書き通りに発表してきたことは周知の事実。
露軍機の領空侵犯事件でもロシア政府が謝罪したとかつてに発表して収拾しようとしたが、ロシア側が謝罪したことなどないと怒って発表、隣国政府が逆に謝罪に追い込まれていた。

こうしたことがあったことだけは間違いないだろうが、米軍も関係しており、真実の公表が望まれようが、現地報道機関の取材でも微妙に内容がバラバラ、何も見えてこない。

↓スパイ用時計とPoison Tab（手のひらサイズでＵＳＢ接続、データすべて抜く取り）