アイコン 隣国、感染域拡大続くASF=アフリカ豚コレラ ワクチンなし、全土へ


隣国では全土にアフリカ豚コレラ(African Swine Fever=ASF=アフリカ豚熱)の感染域が拡大し、お手上げ状態となっていると報じられている。

中国では2018年8月に発生報告、2019年にかけて全土で2億頭あまりの豚を殺処分、一時豚肉不足で食肉不足に陥り、緊急輸入し、国際相場を押し上げていた。それが南下し北朝鮮で確認され、さらに隣国北部へ感染が拡大していた。

隣国では、京畿道・江原道一帯から慶尚北道尚州市まで感染域が拡大しているという。
致死率100%、ワクチンなし、ウイルスの封じ込めは鳥インフル同様、感染豚が発生した場合、全頭殺処分するしかない。
各国ともワクチン開発を続けているが、これといった成果はまだ挙げられていない。
ジェネリック医薬品輸出や米欧などの医薬品メーカーから医薬品の受託生産で大儲けしている隣国でも政府主導で研究されているもののまだ開発されていない。最大の被害国となった中国も開発に当たっている。

 

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新コロナウイルス同様mRNAの遺伝子操作により、開発するしかないようだ。その技術はドイツ・米国が先行している。

隣国政府は、ア豚コレラにかかったイノシシが移動できないよう、移動経路の各地に鉄柵を延1418キロにわたり設置したものの、半島を南北に貫く山脈もあり、南下し続けている。イノシシそのものの行動範囲は限られているが、ほかのイノシシに感染させながらウイルスが南下している。

隣国で、イノシシからア豚コレラが見つかったのは2019年、これまでに240キロあまり南下したことになる。
隣国当局の資料では、ア豚コレラの感染畜産農家は累計で21農家、計12万頭が殺処分された(ほかの資料では累計38万頭殺処分とある)。
しかし、死んでいるイノシシの感染事例は今年だけでも673件発生、累計2548件に達している。
隣国政府は、全土のイノシシの5~8%が感染したとみており、全域に広がるのは時間の問題だと見ている。
早期にワクチン開発が求められているが、開発されたとしてもワクチン投与はイノシシ相手に不可能に近く、イノシシの餌にワクチンを含有させ生息地(全土でイノシシは6万~13万頭生息)にばら撒くしかないのが現状だ。

隣国の環境部はア豚コレラが早期に慶尚南道・全羅北道・全羅南道などほかの地域にも広がるとみて、各道の担当局の公務員を対象にした防疫教育を開始している。
以上、隣国紙報道参照

日本はワクチンのある豚熱=豚コレラ=CFSが、2018年9月に岐阜県で最初に発生、当初の封じ込め策が杜撰で、その後イノシシが媒介、今では東北、沖縄(東海地方産の豚の餌から感染)まで拡散させている。これまでに20万頭あまりの豚がCFS感染により殺処分されている。
当時の農水大臣は、大臣室で堂々と賄賂をもらうような先生、お坊ちゃまの安倍首相が派閥順番子で任命していたことがすべてだろう。
イノシシCFS感染は青森県を除く東北から近畿に至るまで、これまでに2782頭(2021年末までの累計)確認されている。
日本は2010年に約30万頭の牛や豚を殺処分した口蹄疫を経験しながら、何の教訓も生かされず、今だ時たま豚舎がCFSに感染し、殺処分したと報告されている。

このため日本はCFS=豚熱=豚コレラの汚染国に指定され、鹿児島県産の美味しい黒豚など高級ブランド豚肉が輸出できない状況が続いている。当初のすべての責任は農水省と岐阜県当局にある。

[ 2022年4月29日 ]

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