アイコン 何の対策も変哲もない岸田政権の「BA.5対策強化宣言」策


岸田総理大臣は29日、後藤厚生労働大臣や山際新型コロナ対策担当大臣と対応を協議し、発熱外来を中心に医療機関への負荷が急速に高まっているとして、社会経済活動の維持と医療のひっ迫の回避を両立できるよう取り組む必要があるとして、病床使用率が50%を超えるなど医療機関への負荷の増大が認められる場合、都道府県が独自に「BA.5対策強化宣言」を出す仕組みを導入することにした。

都道府県は、宣言を出したうえで、
① 早期のワクチン接種
② 高齢者や基礎疾患のある人の混雑した場所などへの外出自粛、
③ テレワークの推進など感染対策を強く呼びかける
という。
(使い尽くされたこれらの対策に実際感染減となるのだろうか、しかもこれらを意識した人や事業所は自主的にさっさとやっている。しかも感染者を減らす方策は何一つ示さない。このままでは感染リスク者5500万人(3回目未接種者4500万人+2月以前に3回目接種者2000万人-4回目接種者1000万人接種)に感染は広がるばかりだ。
病床使用率も死亡者も増加する一方。こんな対策でいちいち国の許可を取る必要があるのだろうか)

 

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1、フランスでもBA5型で感染拡大しているが、感染者は未接種者とワクチン接種者は半々。
2、韓国ではワクチンの接種・未接種に関係なく、初感染する人が90%以上と報告されていた。ただし、BA.5型が感染拡大する初期の調査。
3、韓国ではオミクロン株感染者20数万人を調査したところ、ワクチンを2回以上接種した人は新コロナによる合併症である心筋梗塞や脳梗塞になるリスクが大幅に低くかったという。重症化リスクを避けるためにもワクチン接種は重要だ。

政府は宣言を行った都道府県に対して必要に応じて連絡調整にあたる職員を派遣するなどとしている(都道府県によっては邪魔かもしれない)。
政府は今月28日時点の全国47都道府県すべてのデータを発表した。

このうち、「確保病床の使用率」は、国の基準にもとづく集計で「BA.5対策強化宣言」を発する目安となる50%超えている都道府県の「確保病床の使用率」は、

(国の基準と都道府県の基準が異なるとはどういうことだろうか、その国の基準も内閣官報と厚労省では異なるようだ)


スクロール→

728

病床使用率

使用数

確保数

27日

 

出所

内閣官房

逆算

厚労省

厚労省

 

沖縄県

93%

793

853

70%

 

神奈川県

77%

1,617

2,100

71%

 

静岡県

75%

486

648

66%

 

福岡県

72%

1,242

1,725

67%

 

和歌山県

71%

376

529

67%

 

鹿児島県

65%

367

565

63%

 

熊本県

65%

556

855

65%

 

広島県

64%

373

583

55%

 

石川県

64%

264

412

43%

 

兵庫県

62%

1,010

1,629

62%

 

茨城県

59%

517

877

36%

 

埼玉県

58%

1,021

1,760

55%

 

千葉県

57%

1,070

1,877

50%

 

滋賀県

57%

282

495

46%

 

長崎県

56%

290

518

50%

 

大阪府

56%

2,685

4,794

50%

 

奈良県

55%

293

533

50%

 

東京都

54%

3,932

7,281

49%

 

青森県

53%

243

458

56%

 

佐賀県

50%

288

576

50%

 

・病床確保数は7月27日現在/厚労省//使用数は確保数と使用率で逆算した数値であり、実際とは異なる可能性がある。

↑使用率

 
 

自治体は、政府が人を派遣してくれるより、まん防対策のような対策を独自に採りたいから金をくれと言っているのだが・・・。岸田さんは知らんぷり、馬耳東風・豚の耳に念仏。

どれが本当だろうか。
茨城県は、内閣官房発表では28日時点では59%になっているが、厚労省が発表した27日現在では36%となっている。しかも、茨城県の29日現在の発表では、病床使用率は42%、使用数は371人となっている。お国でもバラバラだが・・・。現場の茨城県より大幅に多い。ちなみに、茨城県の29日現在の病床確保数は877床、使用者数371人で、内訳は重症2人、中等症225人、軽症144人と分類されている。茨城県が発表した28日の病床使用者数は360人、使用率は41%となっている(厚労省の数値に近い)。

石川県は、内閣官報の発表によると病床使用率は64%となっているが、石川県が29日発表した分では、確保病床503床、使用者数は172人、使用率は34%。28日の使用数は199床で使用率は39%となっている。

都道府県によっては、病床確保数と最大確保数と別に表記しているところもあるが、どちらにしても実際使える病床が確保数であるべきだろう。
バラバラでどこの数値が信用できるのだろうか。

東京はまだ50%の使用率でしかないが、救急車はすでに患者を入院させるために5時間以上かかったケースが多くなってきているという。

オミクロン株では、病床確保病院でクラスターの発生や家庭内感染などで医師や看護師不足に陥り、確保病床の使用率を上げられなかった時期もあった。

[ 2022年8月 1日 ]

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