中国の自動車輸出本格化 世界第2位に躍進 54%増の311万台
昨年の中国の自動車輸出台数は前年比54%増の311万台で、日本に次ぐ世界第2位となった。特に「新エネルギー車(電気自動車、プラグインハイブリッド車)」の輸出が120%増の68万台を記録し、全体の成長に貢献した。
これにより中国は、昨年1~11月に320万台を輸出した日本に次いで世界2位の自動車輸出国となった。
21年は271万台で2位だった米国と3位だったメキシコの270万台は、自動車用半導体不足の影響で5%ほど増加した約280万台にとどまったとみられるという。
20年まで日本に続く2位を維持していたドイツは21年に4位に下落し、昨年は5位となり、輸出台数は21年の263万台から昨年は261万台と僅かに減少した。
昨年の韓国は前年比で13.3%増の231万台で6位だった。
中国の新エネ車の輸出増加は、テスラ初の海外工場である上海工場は昨年に71万台を生産し、うち27万台を輸出し、中国新エネ車の輸出量全体の42%をテスラが占めた。
以上、
中国、これまで地ならししてきた借金の漬物国への自動車輸出は急激に増加するものと見られる。アフリカ・南米・中米・・・、欧州も東欧を主体に大きく伸ばすことだろう。ただ、今の自動車はプログラム更新を通信回線で行うことから、海外の所有者の行動が中国側で管理される可能性もある。変なところへ行ったら、金のタマを握られるかも。中国ではテスラ車については高級官僚は乗るべからずのお達しが出ていた。
2022年の国別自動車輸出台数
1、日本・・・推定350万台(21年1位381万台/うち乗用車は336万台)
2、中国・・・311万台(21年6位/202万台)
3、米国・・・推定280万台(21年2位271万台)
4、メキシコ・推定280万台(21年3位270万台)
5、ドイツ・・261万台(21年4位263万台)
6、韓国・・・231万台(21年5位204万台)
2021年の日本の自動車生産台数 |
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普通乗用車 |
4,165,631 |
53.1% |
小型乗用車 |
1,169,284 |
14.9% |
軽乗用自動車 |
1,284,330 |
16.4% |
普通トラック |
516,988 |
6.6% |
小型貨物 |
261,715 |
3.3% |
軽貨物 |
375,351 |
4.8% |
バス |
73,659 |
0.9% |
合計 |
7,846,958 |
100.0% |