アイコン テスラ 世界で値下げか 米・加・日・韓・中


テスラ社は1月6日、日本における「モデル3」「モデルY」の税込販売価格を引き下げた。値下げ幅はモデルに応じて59万5000円から82万4000円となっている。
これまでの販売価格は円の激安もあり、これまではモデル3のRWD:596万4000円~モデルYのパフォーマンス:833万3000円、それぞれ値下げされている。

<韓国でも値下げ>
米テスラが2年ぶりに韓国での車の販売価格を引き下げた。世界的な販売減が影響しているものと見られる。
テスラ・コリアが6日発表、モデルYロングレンジ4WDモデルは8499万ウォン(約900万円)で、これまでの9664万ウォン(約1020万円)より1165万ウォン(約120万円)価格が引き下げられた。
モデルYパフォーマンスは1億473万ウォン(約1100万円)から9473万ウォン(約1000万円)へと1000万ウォン(約100万円)引き下げられた。

モデル3の基本モデルも6434万ウォン(約680万円)、4WDモデル8817万ウォン(約930万円)と価格をそれぞれ600万ウォン(約60万円)引き下げた。
テスラ・コリアは昨年末、一時的に割引を実施したが、新車価格を引き下げたのは2021年2月来、2年ぶり。

韓国では22年1万4571台販売したが、21年には1万7828台販売しており、▲18.3%減となっていた。

納車待ち期間も、最近はすぐに受け取れるモデルもあるほど短くなっている。今年からEV政府補助金へっており、値下げに影響している。

 

スポンサーリンク

<中国では> 
テスラは世界販売の1/3を中国でも6日、最大▲13.5%価格を引き下げた。
昨年12月のテスラ上海工場の新車引き渡しは5万5796台にとどまった。これは11月比で▲44%減、前年同月比で▲21%減となっている。
中国政府が今年からEV補助金を廃止したため、BYD など中国のEVメーカーの競争力が上がり、テスラの売上不振が顕著になるかもしれないとの見方がなされている。
テスラは売上不振により在庫が増え、12月24日~1月2日まで上海工場の生産を停止、完成品在庫の販売を優先させた。

<米国では>
本家の米国でも12月は前年同月比▲4.9%減の44,923台(22年では前年比48.2%増の522,444台)と、12月は市場全体が5.4%増となる中、際立って減少している。特に12月からは値引き販売(対象12月納車分7500ドル値引き)もしており、それでも前年同月比でさえマイナスとなっている。カナダでも値引きしている。
米国では、今年1月からEVに対して7500ドルの政府補助金が実施される。テスラ車がこれを受けどれほど増加するか今後の試金石となる。

1月6日のテスラ社のニュースでは、2030年2000万台(トヨタの世界販売台数は1000万台前後)を販売するに当たり、1車生産するスピードを2車にするにはどうすればよいのか、また、2000万台達成する半分の1000万台をどの時期に設定するのかも検討されたと報じられていた。

<イーロン・マスク氏にテスラ車販売減の原因がある>
お調子者のマスク氏がツイッター株を購入するまで大富豪の道楽と見られたが、購入後、首切り佐衛門と化かし、7500人の社員を半減、それに加え5000人の契約社員をほとんど契約解除した。さらに残った社員に対して「残業せい、しないならば辞めろ」と通告、さらに残った社員から500~1000人が退職している。

それだけでもマスク嫌い=テスラ嫌いが発生するにもかかわらず、さらに11月8日の中間選挙では共和党に投票しようとツイッターで呼びかけ政治色を露にした。
かつてツイッター社がアカウントを閉鎖していたトランプ氏やフェイク発信の保守強硬派たちも復活させる一方、マスク氏の製作に批判的な真澄者記者たちの津一たーアカウントを停止するなど、民主党支持派からすれば許されない言動を繰り返し、テスラ離れを加速させている。EV=環境派⇒民主党支持者が多い。
今や自動車メーカー各社がEVを販売し出し、デザインも負けず劣らず、選択肢が大きく広がり、テスラ車にこだわる必要はまったくなくなっている。
2025年にはSONY「AFEELA」(ホンダ製造)が登場する。新興勢力とは異なり、ホンダが製造し、EVに対する信頼性が最初から備わっており、テスラの前に立ちはだかる可能性もある。

世界一大富豪となったイーロン・マスク氏、束の間、株価は暴落、1/4まで下落している。ツイッター社は非公開となったが、買収額440億ドル(別途9.2%契約前所有)で買収後、その商品価値も暴落しているものと見られる。
山高ければ谷深し、転げ落ちるのは早い。

アマゾンのベゾフ創業者はワシントンポスト紙を所有している。トランプ大統領(当時)が嫌いフェイクニュース社だとことあるごとに叩いたが、ゾベフが何を言うでもなく、新聞社のポリシーで報道を続けた。当然、ベゾ氏とワシントンポスト紙は価値観を共有しているものと見られる。
(トランプ氏は大統領就任早々からアマゾン叩き、宅配で安価な郵便局を使うのはけしからんと、物流面で猛たたきされ、痛い目に合わされていた。民主党支持色の強い企業に対する制裁対象企業代表として血祭りに上げられていたようだ)

マスク氏はトランプ氏同様、出たがりであり、新聞社の買収よりツイッター社の買収に動いた。そして火の車になっている。(トランプ氏のフォロワー数は閉鎖前8500万人を超えていた。それに代わり、その半分以下だったマスク氏がBTC発言もあり急騰、現在は1.2億人まで増加している)

0108_01.jpg

[ 2023年1月 8日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧